鉛の風船

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祭典の日

レッド・ツェッペリン」が2007年12月10日に、ロンドンO2アリーナでおこなった1日限りの伝説の再結成ライブがついにオーディオ、映像パッケージ化されます。

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タイトルは「Celebration Day(祭典の日)」、発売日は本年11月21日、フォーマットはまだ発表されていません。

 

Led Zeppelin - Celebration Day Trailer

 

イヤーーーーーッ!!!!!

 

冒頭の「Good Times Bad Times」のイントロだけで、オシッコちびる。
心拍数上がって、頭が膨張するような感覚に見舞われ、マジでクラクラした。

この、ゴロンと巨大な岩を無造作に投げ出したような、分厚く重く唯一無二、誰にも再現できない奇跡の音。
“存在” というものを音にできるなら、これがまさにそれ、「Presence」。

もうほとんど諦めていたのに。
忘れようとしていたのに。

 

5年前のあのO2アリーナでのライブが、
全世界2千万人以上が申し込み、たった1万8千人しか観ることができなかったあのライブが、
1枚のチケットをオークションで2千万円近くもの価格で落札した者がいたあのライブが、
日本からは、“別に” のアノお方と “ハイパー・メディアなんちゃら” のアノお方がペアで観に行っていたあのライブが、
もう、観られないことがくやしくてくやしくて仕事も手につかず、これでもかと痛飲し、よくぞ急性アル中にならなかったと不思議なくらいの体たらくで、すべての機能を停止してしまったかのような内臓に、まる二日間、半分失神したような状態を強いられたあのライブが、

 

映像で観られるのです。

 

数日前から彼らのフェイスブックで、謎のカウントダウンが始まり、最初が “FIVE” だったことから、5年前のO2アリーナでのライブがDVDでリリースされるのでは、いやいや、また再結成では、などと憶測が飛び交っていた。
「ペイジ」のマネージャーの意味深なツイートも拍車をかけた。

そして、カウントダウンは進み、それにつれて音源のほんの小さな断片が少しずつ公開され、そしてついに情報が解禁され、トレイラーとともに発表されたのです。

 

最初はこれ。歓声のみ。

そしてこれ。「Good Times Bad Times」のイントロ。ヒリヒリするほど熱い音。

 

この後、懐かしい「Celebration Day」のスタジオ音源を挟んで、冒頭のトレイラーとなりました。

カッコイイです、じらします、ワクワクさせます。

 

さらにパッケージの発売に先駆け、全世界同時プレミア上映が10月17、18日におこなわれます。
ツェッペリン」の公式サイトを見ると、日本では “TOHOシネマズ” で上映されるようです。
“TOHOシネマズ” のサイトにはまだ情報はありませんが、なんとしても行きたい。

少しくらいのチケット争奪戦なら「ももクロ」で慣れています。

 

小6の終わり頃、たまたまラジオで「Good Times Bad Times」を聴き、まったく別世界の何かとんでもない塊が目の前にドスンと落ちてきたかのような、いまだハッキリと思い起こすことができる異次元な体験をし、それ以来、洋楽にのめりこみ、あれやこれやと浮気を繰り返しながらも彼らからは一度たりとも離れることができず、今に至っています。

間違いなく、彼らとの出会いで私の人生は変わりました、いや、まだ子供だったので、方向付けられたというべきか。
私の人生における最大の存在。

そんな彼らの恐らくはもう最後であろう再結成ライブ映像。

 

ツェッペリン」というのは、デビュー時をピークにライブにおけるアンサンブルがどんどんヘタクソになっていった、という珍しいバンドです。
「ボンゾ」や「ジョンジー」などは年を重ねるごとに凄みを増していき、結局、とんでもない高みにまで行ってしまうのですが、「ペイジ」はどんどんテキトーになっていきます。
それぞれ個人の力量は抜きん出ているのに、ライブとなるとバラバラなことが多々有り、アイツらまるで人の音聴いてない、合わせようという気が更々ない、などと酷評されることもしばしばで、「ペイジ」に至っては “ヘタウマ” とまで評されてしまうこととなります。

でも、もともと彼らは、“せーの、エイヤ!” で演奏してしまうところがあり、出来はその日の気分次第といった感じでした。

ところが、今回のO2アリーナでのライブは、今までの彼らのそんなイメージを吹き飛ばしてしまうほど素晴らしい出来だったと、かねてより評判となっていたのです。

これは楽しみです。

 

楽しみ過ぎて、楽しみ過ぎて、、、。
来る日を、心して待ちます。

 

ももクロ」だけでも忙しいのに、こりゃ大変だ!

 

仕事、たくさんしないと。