鉛の風船

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オペレーション・札幌の春 思わぬ強敵出現

「オペレーション・札幌の春」というのは、こういう作戦です。

 

ようやく発動したばかりの難易度200%を軽く超える作戦が、思いも寄らぬ強敵の出現にいきなりピンチです。

強敵の正体は、姪っ子(高3)の祖父母、義弟の両親。

 

以前も書きましたが妹(姪っ子母)一家は、妹曰く “おしゅうとさんに建てさせられた” 二世帯住宅に住んでいます。
おしゅうとさんが孫と同居したくて、虎の子の預金をはたいて頭金とし、将来の孫のいる生活を夢見て暖めていた虎の子の土地に建てさせたのです。

姪っ子がまだ2~3歳の頃だったと思います。

結果、妹夫婦は思わぬ大きなローンを抱え、早朝から夜遅くまで、ほとんど休みもままならないほどに働いています。

結局、おしゅうとさん夫婦はそう遠いわけでもないのに元の家を離れ難かったのか、十数年を経た今も同居には至っておらず、親子3人で広すぎる家を持て余しています。
贅沢といえば贅沢な話ですが。

 

今日夕方、日曜日に来て散々飲んだくれていった妹がまたしてもやってきて母に何やら愚痴っていました。
コイツは私の天敵なので、妹の不幸は蜜の味、というのは冗談ですが、好奇心が抑えられなくなり話に首を突っ込みました。

聞けば、なんと、おしゅうとさん夫婦が今すぐにでも同居したいと言い出しているとのこと。

嫁としゅうとめなんてそうそう分かり合えるものではありませんが、妹からすれば相当イライラする状況なのでは、と察します。

 

一緒に住むと言って二世帯住宅を建てさせ、覚悟を決めて待っていたのにいつになっても引っ越してこない、いないほうが精神的に楽ではあるが、どうも釈然としない。
それが、突如、娘の受験を控えた今になって突然、しかもすぐに引っ越して来たいと言い出す。

 

大儀名文は、(姪っ子の両親)二人ともほとんど家にいないんだから、私たちがその間ちゃんと●●(姪っ子)の面倒をみてあげる、らしいです。

 

でも、本音は、高校を卒業してしまったらもう二度と同居はかなわない、今しかない!だと思います。
さらに、おしゅうとさんが随分前から肝臓がんを患っていて、詳しくは知りませんが、定期的に医者に通っているそうです。
そんなんで治るのか、どういうことなのか、よくわかりませんが、その辺りの弱気、というか、“医者までの送り迎えを私にさせる気じゃ” と妹は警戒します。

 

おしゅうとさん夫婦、お二人ともとてもいい方なのです。

 

でも、嫁である妹からすると、色々気に入らないこともあるようです。

何と言っても、姪っ子が受験を控えた今、このデリケートな時期に家庭環境が激変することによる彼女への影響です。

そして、孫の世話と言いつつ、実のところ、自分たちの世話を期待しているのでは、という疑念。

さらに、おしゅうとめさんの趣味である、5円玉とビーズで作る、亀や白鳥や金閣寺などといった置物?
これが氾濫するに違いないというイヤ過ぎる現実。
これは、ウチにも毎年届き、相当な数になっていますが、すべてダンボールに入れて物置にしまってあります。
ご存知でしょうか、五円玉とビーズなどをナイロンの糸で繋げていってそこそこ大きな置物や掛け物を作るのです。
絶対飾りたくない、そういう物です。

今までいただいたものをすべてバラせば1万円分くらいの5円玉は抽出できるかもしれませんが。

 

ですが、そうは言いつつも、姪っ子がそれでいいなら、その方がいいなら、受け入れざるを得ない、と妹は言います。

 

しかし、ここで厄介なのは、姪っ子は義弟の両親、パパじいとパパばあが余り好きではないのです。
嫌いではないそうですが、積極的に会いたいとは思っていないようです。

そもそも、義弟の実家は現在の住まいから程近いところにあって、姪っ子なんて坂道を40分ほどもかけてウチまでくるならパパじいとパパばあのところに行ったほうがよっぽど楽なのです。

まあ、幼少期に妹が実家ということでウチに預けたのがそのまま今になっても効いているのでしょうけど。

 

姪っ子曰く、

“ばあちゃんがずーといちいち何か言ってくる、細かい、時々うっとおしい”

“もう今やお嬢様すら着ないような変な服着せようとする、●●さん(義弟姉)が置いていった服とか、わざわざ買ってきたヒラヒラな服とか”

“何にもさせない、皿を運ぼうとしただけで怪我するからダメって言う”

“会うたび、●●ちゃんはお婿さんとるのよねーって言う”

“自分のことを “ばあちゃん” ではなくて “おばあさん” と呼ばせようとする(さすがにおばあ様ではないらしい)”

“●●ちゃんの花嫁姿見るまでは死ねない、と何度も言う(うーん、無理だと思います)”

思いつくだけでこんなに。

 

もう一度言いますが、私が接する限りではおしゅうとさん夫婦、いい方なのです。

 

しかーーーし、「オペレーション・札幌の春」にとっては、“パパじいパパばあ” は、作戦本部緊急事態なほどのとんでもない強敵です。

 

ゴジララドンがやりあっている所にキングギドラが突如飛来したようなもの。

 

私には何も出来ません。

 

長くて来年3月まで、キングギドラに大人しくしていていただく方法はないのか?

 

ねえ、義弟、お願い。

 

って、私が頼むの変だろう。

 

妹よ、姪っ子よ、どーーーする?

 

あ、えーと、私の体調をお気遣いくださった方々、もう “ほぼ” 大丈夫です。
寝ていてお腹冷やしたみたいです。
ありがとうございました。
手前味噌ですが、昨日の姪っ子が勝手に書いていたエントリーを見て、ちょっと驚きました。
ウチの小さな畑がもうあんなに夏支度になっているとは、灯台下暗しでした。

 

今年の夏がもうすぐです。
去年の今頃は病室のベッドで、不安な日々を食いつぶしていました。
姪っ子にとっても、私にとっても、きっと、生涯忘れ得ぬ夏となることでしょう。

 

お約束っぽいですが。

 

絶対 あきらめない WE ARE ーーーーー!