鉛の風船

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わたしたち!なかなか会えないアイドル!TVヒロイン!ももいろクローバーーーッZ!!!

最近、「ももいろクローバーZ」のメディア露出が凄いらしい。
ここが勝負どころと読んで、いよいよギアを上げてきたか。

 

今日、姪っ子(高1)が、先日私に購入を強要した「ももいろクローバーZ」のDVD代金の半分を持ってきました。
“半分払うから買ってきてくれ” という約束だったDVDの代金です。

多分母親(私の妹)が持たせたんでしょうが、それをちゃんと持ってくるところが凄い。奇跡!
数ヶ月前だったら、そのままスッとぼけて絶対「ももクロ」のグッズとか買っちゃてましたからね。

期末テスト直前は「ももクロ」断ちをしていたらしいし、こんなヤツでも少しずつ成長しているんだなと、妙な感慨にふけってしまいました。

 

し・か・し・・・。
甘かった。

 

いつものようにCD聴いたり、DVD見たり、PCいじったりするのかと思いきや、いきなり、

『○○○(地元最大級のスーパー)行こ!』
「へっ?ママからなんか頼まれてんの?」
『べつに』
「じゃなに」
『おつまみ!お金さっきやったし』
「え?・・・・・」

 

なんにも成長してない・・・。

 

しかも何を買うのかと思いきや乾き物などといっしょに “桃屋” の “しょうが” と “にんにく” の惣菜、そして、この寒さの中アイスクリーム。

惣菜を3個ずつ、アイスなんか10個も買ってる。
たしかにコタツでぬくぬくしながら食べるアイスはおいしいが、10個って、、、おかしいだろ。

「おまえ、バカなの?」
ももクロちゃんが “桃屋” と “ロッテ” のCMすんの』
「ほ~っ!すげえな、メジャーだぞ」
ももクロちゃんがCMして売り上げ下がったら大変だし!』

は~~~~~、それでか。。。

 

「ももクロ」の熱狂的ファンとしての彼女の行動力は、本当に凄いと思います。
こういった間接的な購買行動においてまでその対象を応援しようとする。
またそれを楽しみながらやり、満足感にひたっている。

このような行動が、彼女独特の価値観によるものなのか、それとも、アイドルのファンにありがちなものなのか、それは私にはわかりません。
少なくとも私は、アーティストに対して、彼女がことあるごとに口にする “応援する” という思いを抱いたことは一度もありません。
あくまで提示されたものを楽しんでいるだけ。
でも彼女は違う。
なんと言うか、一緒に突っ走っている感があります。

私がパッシブなら彼女は間違いなく超アクティブです。

彼女にとっての「ももクロ」は、憧れであると同時に身近でもあり、遠すぎず近すぎず絶妙な距離感で、力づけたり力づけられたりしながら “今” と “成長” を共有し、自分だけではかなえられない “夢” を共に目指す、そんなかけがえのない存在なのかもしれません。

 

半ば呆れつつ、あまりに楽しそうなので、うらやましくもあります。

 

彼女によると最近「ももクロ」のメディアへの露出が急に増えており、春からはメンバーの1人が高視聴率番組のサブMCを務めることも決まっているそうです。
やっぱり完全にブレイクしてますね。

ただ、彼女はテレビなどへの出演にはあまり興味はなく、その分ライブが減ってしまいそうなのが心配、なのだそうです。
この子は私と同じで地上波の番組はほとんど見ません。
有料配信の動画やCSなどでやっている全編「ももクロ」の番組はよく見ていますが、地上波のバラエティ番組などの一部として「ももクロ」が出演していても、“しおりんが出てれば一応見る” 程度の興味しかないそうです。

コイツ絶対学校で誰とも話、合わなそうですね。

 

テレビ出演などに興味はなくても、2009年の夏から一心不乱に「ももクロ」を応援してきた姪っ子からすれば、メディアへの露出は間違いなく人気を押し上げる強力な一手になるのですから、喜ばしいことではあるでしょう。

 

ただ、人気が出るにつれて、ライブ・チケットは日を追うごとに取りづらくなるはずです。
しかし彼女は、“それでいい、そうじゃなきゃ終わっちゃう” と言います。
「ももクロ」自体の変化も著しく、今後さらに加速していくであろうことは想像に難くありません。
そんな「ももクロ」に対しても、“今が最高” で、“どんどん変わっていくからいい、じゃなきゃソッコー飽きる、中野だってもうぬるい” と言い切ります。
過去の「ももクロ」はいい思い出だけど、それに固執していてはつまらないのだそうです。
サバサバしたヤツです。

「ももクロ」が見せてくれる常に新しい “今” が、その裏切りっぷりが、彼女にとっては非常に刺激的かつ魅力的で、それを追いかけ、共に突っ走ることのできる毎日が楽しくて仕方ないのだと思います。

 

『あっ!クローバーポイント使えるようになるんだよ』
「は?なにそれ」
『去年使えなくなったっつってたポイント』
「覚えてない」
『いまごろめんどいからいいのに・・・』

 

1年位前まで「ももクロ」のファンクラブがあり、その会員になるとCDやグッズなどを買ったときにクローバーポイントというポイントが付与されていたそうです。
ためると特典などと交換できるというシステムだったらしいので、よくあるポイントサービスのことのようです。
ずっとほったらかしになっていたそのポイントを使えるようにするというアナウンスが最近公式からあったそうです。

こういったポイントはしょせんオマケで、その価値と継続性が必ずしも保証されているわけではなく、企業側の都合で終了されてしまえばそれまでなのですが、これを目当てに余計に商品を購入している方も当然いるでしょうから、メジャーになった今、何らかの線引きをしておいて禍根は取り除いておこう、ということなのかもしれません。

携帯電話で管理していたそうなので、1年経っているとなると、機種変更している方も多いと思われ、かなり大変な作業になりそうですね。
とくにこの1年はスマートフォンが一気に普及したのでなおさらでしょう。
どうやっても混乱必至、賛否両論出そうです。

 

姪っ子もかなりのポイントがたまっていたそうですが、

『いまさらいい』
「なんで、よかったじゃん」
『応援するためにポイントためてたんだから』
「だったらいいだろ、イベントかなんかやってくれるかもよ」
『ウレたんだからそれでいい』
「そういうもんか」
『こんなことに人とかお金使うならこれからのことに使ってほしい』
「へーーー」
『そーゆー人のほうが多いよ、たぶん』
「そんなんわかるか、人それぞれだよ」
『○○○さんも言ってた』
「誰それ?」
『ずっと前、現場で知り合った人』
「おまえ、ファンの知り合いいんの!」
『何人かいるよ、よく情報くれる』
「それひょっとしておっさんか?」
『うん、“おっちゃん” ほどじゃないけど』
「すげーな・・・やっぱおまえ絶対彼氏できねーわ」

とのことで、1年も前のことはどうでもよさそうです。

 

この際だからポイント残は無視して、会員だった方のみの招待ライブでもやってチャラにしてしまえばいいんではないでしょうか。
昨年のライブ現場でお話しさせていただいた「ももクロ」ファンの方々は、懐が深そうな方ばかりでしたし。
結局、運営サイドとユーザ・サイドがどこまで歩み寄れるか、だと思います。

すみません、部外者が勝手なことを。。。

 

今日姪っ子からいろいろ話を聞いた印象では、ひょっとすると今年、彼女は「ももクロ」に飽きるかもしれません。
そんな予感がします。
現時点ではその兆候は微塵もないのですが、「ももクロ」がバラエティ・タレントとしての比重を増していき、ライブが減っていったら恐らく彼女は飽きます。
ライブを見る機会がなくなる中、秋にリリース予定の「Muse」のニュー・アルバムがとんでもない出来で、「ももクロ」が紅白に出場したらその時点で燃え尽き、大好きだった「Muse」に回帰するでしょう。

 

とか言いつつ、彼女の思考回路や行動原理は私の想像を絶しているので、年末には遥か斜め上を突っ走っているかもしれませんが。。。

 

それより、「ももクロ」の記事ばっかり書いている自分のほうが心配です。

 

「きざみにんにく」ウマいな。。。