子供のような事情?
しつこいようですが、先日ワイト島で開催された “Bestival” のウェブキャスト、「シガー・ロス」と「スティービー・ワンダー」が中継されなかった件、事情がほんの少しですがわかりました。
ちなみに、ウチの辺りでは老いも若きも “しつこい” を “ひつこい” と言います。
関係ありませんでした、、、。
最終日の3日目、“MAIN STAGE” のタイムテーブルには、当初より「シガー・ロス」の名前がヘッドライナーのごとく鎮座し、本来のヘッドライナーであるはずの「スティービー・ワンダー」の名前はどこにもありませんでした。
「スティービー」め、もったいつけやがって、とか思っていたわけです。
そのうち、しれっとリストに名前が現れて “おおーーー!” とか思わせてくれるんだろう、とか。
ところが、どちらもウェブキャストはおこなわれず、前日までの録画に差し替えられてしまったのでした。
この件について、「シガー・ロス」がコメントを出しています。
整理すると。
- オレたちは、照明を多用したヤル気満々のショーを用意していた。
- だから日が落ちてからのパフォーマンスとするよう主催サイドと約束を取り付けていた。
これが最初に録画画像が割り込んできた原因でしょう。
きっとまだワイト島が明るかったのだと思います。
- しかしここで、「スティービー・ワンダー」がさっさとやれとねじ込んで来る。
- ビッグ・ネームには逆らえない。しかたなく明るい中おこなわれたライブは、バンドとしては不本意なもので、とてもじゃないがそのまま世界になんて流せない。
- 後で流すにしても映像チェックしなくてはムリ。
ここで、2回目の録画画像の割り込みとなったのでしょう。
- 結局、明るい中でのライブなんてオレたちじゃない、流したくない。中止します。
これで3回目の録画画像が割り込み「シガー・ロス」の名前はタイムテーブルから消えたのです。
“ウェブキャストで我々を見られなくなった方々にお詫びします、ヘッドライナー(スティービー)の影響で、中止せざるを得なくなりました(要約)”
彼らはそう言います。
“今年、唯一のイギリス出演で、バンドとしてもハイライトとなるはずだった、でもそれが不本意な環境でおこなわなくてはならなくなった(要約)”
そして、今回の判断は関係者のためでもあり、
“大変申し訳ありませんが、そんな映像は見せられない、本来ならもっと素晴らしいものになるはずでした(要約)”
と。
うーーーーーん!
はぁ?!
お前ら、何様だーーーーー!!!!!
それでもプロかーーーーー?????
気持ちはわかるよ、気持ちは。
不本意なステージをやるくらいなら、キャンセルしたいよ。
でも君たち、キャリアはそこそこあるが、それはまだまだ “アイスランド” での話だよ。
たまたま日本ではコアな人気があってサマソニでマウンテンのトリをつとめたりもしたけど、そんなのタマタマなんだよ。
プロだったら、どんな条件下でもそのときにできる可能な限りのパフォーマンスを披露するんだよ。
人のせいにばっかしてんじゃないよ。
どんだけの人が眠い目を擦って待ってたと思うんだ。
「スティービー」はともかく、昼間という悪条件を逆手に取ったパフォーマンスくらいできなくてどうする。
音で勝負しろよ、音で。
別にそのステージがアウェイなわけじゃないんだし、君らを見たくて来ていた方も相当いたと思うし。
そもそも暗くないと自分たちの満足いくパフォーマンスができないなんて、弱すぎる。
もっと強くなれ!
好きだからこそ言うんだぞ!!!
そして、「スティービー」。
彼はハナからウェブキャストNGだったようですね。
いろいろとしがらみはあるのでしょうが、なんとちっさい!
彼の側からは一切のコメントは出されていないので、「シガー・ロス」の言い分を鵜呑みにすることはできませんが、もしパフォーマンス時間をせかしたのが本当なら、
自分の孫子のようなキャリアのバンドに、ワガママゆーなよ!
少しくらい押したっていいだろ。
当然、何か事情があったのかもしれないが、それなら、今真剣に世界に打って出ようとしている若者たちを落胆させ、追い詰めるようなことはせず、ちゃんと平和的に折り合えよ。
世界的ミュージシャンだろ。
子供だ、平和だ、歌ってきた人だろ。
自分だって生き馬の目を抜くごとき厳しい音楽界で、何十年も生き抜いて来たんだろ。
あなたのアルバムほとんど持ってるよ。
大好きだよ。
結局、双方共に、子供です。
いや、本当の子供に失礼です。
あなた方は、わがままな “ガキ” 、もう、わがまま過ぎる。
どちらも、自分の都合だけで、ファンが見えていない。
どこぞの島国の政治家じゃないんだから。
「スティービー」、あなたの出番はそれはそれは盛り上がったことでしょう。
っで、御大、それで楽しかった?
ちょっと興奮して、不快な言葉や批判的な表現が多くなってしまったこと、心よりお詫び申し上げます。
ごめんなさい。