鉛の風船

ロックです ジャズです ぼんくらなおっさんです

和解?

夕方、所用で町まで出掛け(べつに山の中に住んでいるわけではありません)、帰ってくると私の部屋兼仕事場にはすでに姪っ子(高2)がいて昨日私が指示した作業を黙々とやっていました。
ももいろクローバーZ」が武道館でおこなうライブ「女祭り」の交通費を稼ぐための手伝いです。

 

彼女に八つ当たりしてしまった 昨日の一件 があるので、非常にバツが悪い。
いやーな空気。

そして、そのいやーな空気を象徴するかのように、作業デスクの上には近所のスーパーの大きな袋が二つ。
中には、牛乳、ヨーグルト、チーズ、ついでにアイスなどがゴロゴロと。
さらに、煮干、厚揚げ、豆腐まで。←絶対嫌がらせだ。。。

ガサガサと袋の中をチェックする私の反応をうかがうように、チラチラとこちらを見やる姪っ子。
薄笑いを浮かべつつも目は全く笑っていない。
猫にロックオンされた野ネズミの気分。

凄まじい迫力。
さすがあの妹の娘。

 

「わたったよ!わかりました!悪かったよ!ごめんなさい!」
『・・・』
「ホントごめん!反省しました!」
『・・・』
「もういいだろ、一日中へこんでたんだから」
『それ、』
「ん?」
『買ってきたヤツ、制服のブラウスとか買うお金使っちゃったんだかんね』
「べつに頼んでねーし」
『・・・』
「あ、はいはい、、、ってかブラウス買うって、やっぱ背伸びてんじゃん」
『関係ない、伸びてるからじゃ、』
「わかったわかった、美味しくいただいてカルシウムたくさん摂って今後はイライラしないようにします!」
『ママに怒られるから全部買い取ってね』
「わかりましたよ、でもアイスは関係なくね?」
『手間賃!コケそうなほど重かったんだから』

 

そうまでして仕返ししなくても。。。

 

アイツの性格からして一晩寝て起きればもう怒りなんて治まっていたはずです。
幼少期からそういう子です。
でも、私を困らせてやらないと気が済まない。
それだけの理由でこれだけの食品を買い込んできたのです。
バカなんだか面白いんだかよくわからないヤツです。

 

思わぬ出費はあったが、みんな普通に食べるものばかりだし、これにて一件落着、と思ったら。

 

『“おっちゃん” あとこれ』

 

そう言いながらおもむろにハガキの束を取り出したのです。
30~40枚ありそう。

 

「なにこれ?」
『ハガキ』
「見りゃわかるよ、何すんの?」
『WOWOWでね、ももクロの直筆サインのTシャツが当たるんだよ』
「へー」
『応募するから書いて』

 

えーーー!

 

明日と明後日、先日参戦した サマソニ'12 がWOWOWにてオンエアされるのですが、それに関連して出演者の直筆サイン入りTシャツがプレゼントされるのだそうです。

1アーティストにつき、たった1枚。
こういうヤツ。

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私はWOWOWに加入しているので、ハガキを書いて応募してくれという。

 

昨日、パニくってた仕事はなんとか間に合い、事なきを得たので、今日は若干余裕がある。

でも、

「お前、手伝いしなくていいのかよ、稼げないぞ」
『だから “おっちゃん” 書いて』
「ぐっ、全部?」
『うん』
「何枚あんの?」
『30枚』
「えー、ヤダよ」
『・・・』
「わかったよ、プリントでいんだろ?」
『たぶん、でも手書きにして』
「なんで?」
『そのほうが当たりそう、必要なことだけ書いといて』
「いつの時代だよ、はぁ~、しょうがねえ」
『あとはデコって出すから』
「そんなにいっぱいハガキ出していいの?」
『わかんない、でも出さないと当たんない』

今日は、、、今日だけは逆らえないようです。

 

一応、WOWOWのサマソニ、二日間とも録画しようと思っているのですが、どう考えてもレコーダーの容量足らなそうです。
HDDのほとんどを占めているのは姪っ子が録った「ももクロ」。

絶対に消去させてくれないので、そろそろ容量の大きいヤツを買う時期か?

 

っていうか、姪っ子パパよ、そろそろスカパー入りませんか?