鉛の風船

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長崎なう 四日目 悪魔と私、邪悪な契約成立

とりあえずメモ代わりに。
帰宅後、じっくりまとめます。
苦手な写真も時々ですが頑張って撮ってます。
まともなのがあったら後で載せます。

 

昨夜(29日夜)。

明朝早々に長崎を離脱するか、ハウステンボスに行くか、相当悩みました。

 

【天使の私】(ちなにみ頭の右上にピョコッと現れる、ふわふわの羽が生えてる)
「このままジェラワットが関東に向けて進攻して行くなら羽田が玉砕するのは時間の問題、できるだけ早い便で離脱すべき」

 

【悪魔の私】(コイツは頭の左上にゲハーッ!ハッハッハッとか言って現れる、リュークな羽が生えてる)
「とりあえずできるだけ早くハウステンボスに向かい、遊んじゃえ、夕方の便で帰れば大丈夫、そんな簡単に飛行機は欠航しない」

 

【天使の私】
「最悪の状況を想定して先手を打つんだよ、それが大人、目の前の快楽に惑わされるな」

 

【悪魔の私】
「お前、京都、奈良、山口、高知、鹿児島、函館、行きたいところまだまだたくさんあるんだろ、今行っとかなきゃもう長崎なんて二度と来る機会ないかもしれないぞ、また “G” が出現したらそれこそ、」

 

【天使の私】
「悪魔うるさーーーい!もし、欠航になって帰れなかったらどうすんだ、姪っ子(高2)は月曜学校なんだぞ、お前だって仕事だろ」

 

【悪魔の私】
「フン!天使め!月末と月初はいつもヒマだろ、だから今回の旅行がかなったんだろ、だったらこのまま帰ってどうする」

 

はいっ!君たちもういいです。
ごめんなさい。。。

 

悪魔の声は、ほぼ姪っ子の声を代弁しています。
さっきから人の部屋に来てベッドでゴロゴロしながら、明日すぐ帰るのヤダ、とゴネています。

ももクロ平和公園しか行ってないし』
「だよな」
『つまんない、ハウステンボス行きたいよ』
「お前、ハウステンボスがどういうとこか知ってんの?」
『外国?オランダ?』
「ああ、まあ間違ってはないな、TDLみたいの想像してるかと思ったよ」
『そこまでバカじゃない!』
「行きたい?」
『行きたい!“おっちゃん” は?』
「行きたいんだな~」
『じゃ行こ!』
「でも飛行機ヤバいかも」
『飛べなくなったら帰れないんだからしょうがないよ』
「お前、月曜日、10月1日だけどなんかある?」
『なんもない』
「じゃあ、、、」
『うん、、、』
「『グヒヒヒヒ・・・』」

 

こうして、姪っ子と私、邪悪な思惑が一致し、大人失格な禁断の果実に手を伸ばしてしまったのです。
こういう経験何度目だ?
まっいっか。。。

 

明日、朝一でチェックアウトし、ハウステンボスに直行する。
長崎駅からのJR、高速バスが最も早いが、ここは船に乗りたいと言っていた姪っ子の希望をかなえるため、長崎空港に行き、そこから高速船で向かうことに。

“幻のゴッホ展” をメインに遊びまくる。

でも、一番早い高速船に乗れたとしても着くのは11時。

残された時間はそれほどない。

でも、へーき。
余裕で遊びまくる。
“カナルクルーザー” でゆったり移動しちゃったり。

 

ハイッ!30日に帰る気、すでにゼロです。

 

ハウステンボスのサイトで、30日一泊を予約、施設内のホテル、余裕で取れた。
シングルがなかったので、ダブルを二部屋。
なんだか、ムダに豪華そうなホテル。
ちょっと高かったが、まあしかたがない。

 

後は、夕方、“長崎→羽田便” が欠航の嵐になれば言い訳も完璧。
って、勝手なこと言うなーーー!
欠航したらみんな大変なんだぞ。

 

でも、、、。
飛行機飛ばないんじゃ、帰れないもんねーーー!

 

そして30日。

 

結果としては、15時ごろまでの便に乗れば帰れました。
でもそれだとほとんどハウステンボスには滞在できませんでした。

 

11時頃、ハウステンボスに着き、若干風はあったもののまあまあの天候に恵まれ、夜までどっぷりと心の洗濯をさせていただきました。

 

ここは凄いわーーー!
施設内のホテルに泊まって1ヶ月くらいまったりしてても全然飽きないんじゃないか。
ネズミの国のようなせわしなさがなくていい。
まあ、ネズミの国も10回以上行ってますけど。。。

 

ただ、ハウステンボス、相当懐に余裕を持っていかないとヤバいです。
ちょこちょこお金かかって、気付いたときには真っ青です。

 

で、明日(すでに今日)帰るので、途中ですが、この辺で。

 

長崎市、ありがとうございました。
ほとんど下調べもせず、計画も立てずに行ったので、行きたかったところの半分も消化できませんでしたが、私が夢見ていた以上の素晴らしい都市でした。

あの道の角から、あの邸宅の奥から、あの坂の上から、港に停泊しているのはきっと蒸気艦で、、、あの男が、この男が、あの女性が、ひょこっと顔を出しそうな、時の流れが止まっているような、個人的な都合のいいスリリングな雰囲気を堪能することができました。

猫、たくさんいた。関東と違って、尾の長い猫が多い。可愛かった。
特にグラバー園へ向かう途中にいる猫は、完全に給料貰ってるレベル。

のん兵衛にはたまらない街。酒を止められた元のん兵衛には地獄のような街。
何を食べても、食い物旨すぎる。

方言をあまり耳にしなかった。

病み上がりでなければ、長州の連中と卓袱料理を囲みたかった。
、、、んなヤツらどこにいる?

時計の秒針の進み方がほんの少しだけ遅い。。。

 

正味、3日間、150年前と67年前と現在が交差した、不思議な感覚を体験させていただきました。

 

また、必ず、絶対、帰ってきます!!!

 

長崎市、もう一度言います、ありがとうーーーーー!!!!!

 

今は、佐世保市です。
ばあさんが一日中観ているテレビは、「たかた」さんで買いました。