鉛の風船

ロックです ジャズです ぼんくらなおっさんです

ラスボス早くも登場、そしてももクロは止まらない

『あのさ、またももクロ行くの?』

 

今夜(日付では昨夜)、仕事帰りにウチに顔を出した妹が唐突にこう切り出したのです。

ドキッ!
行くのです、姪っ子(高2)が、今週5日に日本武道館で開催される「ももいろクローバーZ」のライブ “女祭り” に。
一人で。

金曜日に、群馬から、学校をサボることなく武道館まで行き、ライブを観てその日の内に帰って来る。
そして、放課後何事もなかったかのような状況を演出し、怖ーい母親(我妹)を華麗にスルーする。
まさにアクロバット、限界ギリギリ、逆境こそがチャンスだぜぃ。

非常に危険な作戦、名付けて、コードネーム “オペレーション・タマネギ” !

 

ももクロ?年末のSSAのこと?」
『そんな先じゃなくて』
「さあ、、、」

ドキドキ、、、。

『ほんと?』

こ、こわい、、、。

「なんで?」
『昨日帰って来たでしょ』
「ああ、なんかあった?」
『別に、随分楽しかったようで、散々話し聞かされたよ』
「じゃあいいじゃん、長崎よかったよ」
『それはいんだけどさ、普通疲れてすぐ寝るよね』
「まあな」
『それがさ、やってんだよね、夜中まで服とかベッドに並べてあーじゃないこーじゃないって』
「涼しくなったから入れ替えてただけだろ」
『それはない!』
「なんで?」
『だって、ももクロに着てく服とかばっかだったよ』

げっ!ヤバい、ヤバいよ、、、。
アイツ何やってんだ。

「しばらくライブないから整理してたんじゃないの?」
『ふーーーん・・・』

すべてを見透かすような強い眼差しでジッとこちらを見つめる。
こういう表情、最近姪っ子がよく似てきた。
キョ、キョドる、、、。

「なんでオレに聞くんだよ」
『だっていつも二人でつるんでるから』
「つ、つるんでなんかない!」
『別にいいけど』
「服いじってたくらいじゃももクロだかなんだかわかんないだろ」
『あっそっ、ペンライトの電池替えたりもしてたみたいだけど、、、』
「うっ、、、、、」

もうダメだ、、、。
何この緊張感!

「・・・・・」
『まあ、いいや、ハイこれ!随分使わせちゃったろうから』

 

そう言って、封筒を渡し、さっさと帰ってしまいました。

 

はぁぁぁぁぁ~、疲れた。

 

封筒には幾ばくかのお金が入っていました。
なんだ、、、こっちが目的か。
ありがとう、助かるよ。

 

それにしても、作戦決行3日前だというのに完全にバレてる感じじゃないか。

 

すぐに姪っ子に電話し、

「お前!何やってんだよ」
『なにが?あ!明日CSでももクロだかんね』
「なんだっけ?」
『NHKと西武ドーム!』
「あ、そっか、でもHDDにもう空きないぞ」
サマソニ消すし』
「ちょっとやめて、観てないのあるんだから」
『BDに落としとけば?ね!』
「わかったよ、、、じゃなくてお前、女祭り、ママにバレてるっぽいぞ」
『ウソッ!』
「なんでもう、着てく服とか広げてんだよ」
『ん?ああ昨日?そーいえばママがときどき来て見てたよ』
「見てたよじゃねーし!」
『だって女祭りだよ、女子ばっかだよ、みんなキメキメで来るよ』
「大人と張り合うな、そんな何日も選ぶほど服持ってないだろ」
『もってるし!』
「みんな黄色い変なのばっかだろ、だからバレるんだよ」
『へーきへーき、何にも言わなかったから』
「お前、もし聞かれたらしょうがねえ正直に言え」
『言っちゃうの?つまんない』
「ウソついてまで行っちゃマズイだろ」
『おんなじじゃん』
「同じじゃない、学校休んで行くからダメだって言われてんだろ」
『うん』
「放課後行くなとはまだ言われてない」
『そっか、わかった!』
「なんか軽いんだよなー、平気?」
『アイアイサー!』

 

“オペレーション・タマネギ” は、本当に遂行できるのか?

 

10月13日から日本テレビ系で始まる「北川景子」主演のドラマ「悪夢ちゃん」の主題歌が「ももいろクローバーZ」の新曲「サラバ、愛しき悲しみたちよ」なのだそうです。
作、編曲が布袋寅泰

エッジの立ったガギガギ、デジデジ、ホロメロなスピードチューンになるんでしょうか、それともテレメロ、テレサビな、ミディアムチューンでしょうか。
姪っ子の話では、ガギガギらしいです。

ライブ栄えする楽しい曲であることを期待します。

 

私は、地上波はNHK以外ほとんど見ないのですが、今回はちょっと見てみようかな。
普段はCSばかりで、地上波を見ているヒマがないのです。
NHKといっても別に気取っているわけではなく、この公共放送は普通にブッ飛んでいて、予算的にも発想的にも民放を遥かに凌駕した面白い番組が多い、私はそう感じています。
最近(でもないか)見た地上波の民放ドラマは多分「鹿男」「仁」くらい。

主役の「北川景子」さんは名前しか知りません。
姪っ子曰く、“りょう(愛猫)” より顔ちっさい。

 

いいぞいいぞ「ももクロ」、次から次へと騒がしいぞ!

 

“紅白” は見えた、、、な!