鉛の風船

ロックです ジャズです ぼんくらなおっさんです

虚仮の一念

昨日、大晦日、昼食後、数日とはいえ入院したりして大幅に予定の狂った仕事を何とかクリアし、後は紅白だけだな、おっとその前に隣のじいさんがなんか直してくれと言ってたな、などと考えながらお茶をすすっていると、

 

『“おっちゃん” 、迎えに来て!』

 

と、姪っ子(高2)からイヤな予感満々の電話がかかってきました。

 

ハイッ!平和な大晦日崩壊決定ーーーーー!!!!!

 

うーーーん、イヤ過ぎる、アイツがこういう有無を言わせない口調のときはまず間違いなくロクなことがない。

聞くと、ファミ、、、ゴホン!某コンビニにいるからすぐに来いと言う。

 

あれだ、ピンと来ました。すっかり忘れてた。

 

以前のエントリーでバレバレですが、コンビニ名は形だけ伏せさせていただきます。
もう、「ももクロ」ファンなら周知の事ですし、いまさらコンビニ名を伏せてもムダなのですが、これ以降の一件に関して何か問題があっても私は一切責任は取れませんし、そこは一つお手柔らかにお願いいたします。。。

すべては姪っ子が悪いのです。 ← ヒドイ!

 

このコンビニで、クリスマスまでの約1ヶ月間、「ももいろクローバーZ」の関連賞品が当たる、かもしれないキャンペーンをやっていて、その手の物に目がない彼女は、ソッコーで食いつきました。

すぐにノセられる、極めて単純なヤツ!

 

初日からレジ横に張り付き、買い物客からレシート(応募にはこれに印刷された応募コードが必要)を貰いまくるという暴挙に出て、当然のごとく追い出され、それじゃあと今度は、店にディスプレイされているキャンペーン用のパネルを貰えないかと食い下がり、ウンザリした店長さん、“考えておきます” という “ザ・日本人” な断り文句を繰り出しその場を回避したのでした。

しかし、それを “貰えそう” と都合よく解釈した彼女は、それからの約1ヶ月、それまで行ったこともなかったその店にそれこそほぼ毎日のように通いつめ、対象金額ギリギリの買い物をしては応募し続けるという毎度の執念深さを発揮。

とにかくしつこいのです。
コイツにロックオンされたお店は大変です。
普通に買い物をしていくだけとはいえ、毎日来て、キラッキラした目でパネルを眺めて行かれた日にはたまったもんじゃありません。

 

そして、大晦日、ムダだからやめろと散々諭したにも関わらず、ダメ元で顔を出したら、いつもレジにいるおばさんが姪っ子の顔を見るや奥に引っ込み代わりに店長さんが出てきて、店の外、裏の方に呼ばれ、“うっ!何かした?出禁?” とか思っていると、

 

「最近来なかったね?カゼでもひいてた?」
『へ???』
「これ、あなたに差し上げます」

 

と。
そこには、獲物が、「ももクロ」の販促用パネルがビニールに包まれて置いてあったそうです。

 

店長さん、

「もういらないのかと思ったよ?いらないなら、」

姪っ子、

『ありがとうございます!!!!!』

店長さん、

「でも、目立たないように持ってって、毎日ありがとうね、学生さんなんだから、もう、そんなムリしなくていいからね」
『はい!!!』
「家近いの?」
『遠いです!』
「どうやって持って帰るの?」
『おじが取りに来ます』
「そっか、よかったらまた寄って」
『キャンペーンあったらまた来ます』
[以上、また聞き]

 

ということで、そのパネルを私に取りに来いと電話をよこしたわけです。
やっと仕事が終わって、マッタリしている、ついこの前まで大ピンチだった伯父さんを何だと思ってんだ!

 

行きました、大晦日の道を1時間以上も車を走らせ「ももクロ」のパネルを取りに。。。
何やってんだ、私。。。

 

それにしても、デカイ!

 

「お前もいつんなってもこんなん好きな?」
『ん?』
「こんなサインも何もないパネルなんてどう見てもゴミじゃんか」
『ゴミじゃない!』
「こんなん価値もなんもなくね?」
『うるさいし、価値なんかどーでもいーの、“おっちゃん” も変な深海魚とかのおまけいっぱいあるし』
「バカ!あれは価値あるんだよ」
『えーーー、ママが “おっちゃん” の部屋ゴミみたいなもんばっかって言ってたし』
「ふざけんな、持ち主が大事なもんはゴミじゃないの!」
『ほら!ほらほらほらほら!』
「ぐぅぅぅぅ、、、」
『ふんっ!』

 

そしてそのままウチへ。

 

はぁぁぁぁぁ~~~、、、それ、またウチに置いとくのね。

 

部屋に運び入れる際、ふと裏を見ると、“レシートの子” と書いてありました。

ギャハハハハ!よっぽど印象強烈だったんだ。

 

で、肝心のキャンペーンは、何か当たったの?

 

結局、始めから終わりまで姪っ子に振り回された2012年でした。
波乱万丈でしたが、でも、それがあったからこそ、病気を乗り切れた気もします。

何とか、新年を迎えることが出来ました。

 

今年は、とにかく体に大人しくしていて欲しい。

 

年明け早々、今だ「冠動脈」で秒読みを続ける残り2個の爆弾を処理します。

 

それさえ乗り切れば。

 

さて、「ももクロ」春ツアーです。

 

じっくりと作戦立てましょう。
姪っ子にダサいと言われている作戦のコードネームはもっとカッコよくします。

 

昨年中は稚拙な本ブログにお付き合いくださり本当にありがとうございました。
本年も少しも成長せず、相変わらずで行かせていただきます。

 

新年、明けましておめでとうございます!!!!!
今年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

酒の飲めない正月がこれほど罰ゲームだったとは、、、。
そこのじじい!正月早々ヒトんちに来て、キリなく飲むな!
ウチの片隅にまだ残っているかもしれない正月ぶち壊し兵器 “ノロ” を投入するぞ!