鉛の風船

ロックです ジャズです ぼんくらなおっさんです

真夏の戦場は日産スタジアム!!!

日産スタジアム。
ご存知国内最大級のスタジアムです。
キャパは、席数約7万2千で、コンサートで使う場合はステージ構成にもよりますが大抵7万人くらい。

途方もなく巨大です。

 

この夏、「ももいろクローバーZ」恒例の夏ライブ「Summer Dive 2013」がこの会場でおこなわれます。

マジか?
バカなの?

 

過去、この会場でコンサートを成功させているアーティストはごくわずか。
「B'z」「矢沢永吉」「SMAP」「サザン」などいずれ劣らぬビッグネームばかりです。

その同じ会場で「ももクロ」が大暴れしてしまおうと言う。

無謀かそれとも深謀遠慮あってのことか。

 

いずれにしても「ももクロ」はここにひとつのピークを迎えつつあるようです。

 

私は以前、本ブログに、東京ドームなんかでやるくらいならいっそ日産スタジアムでぶちかましてしまえ、と書いたことがありますが、まさかこんなに早く本当のことになるとは。

紅白出場の次の目標としていた国立競技場が建て替え工事に入ってしまうことを逆手に取り、一気に飛び越えてしまおうということらしい。

 

人気に乗じてどんどんキャパを拡大していくやり方には批判も多いと思います。
その存在の大きさを稼いだキャパで測り、競い合うことは往々にしてあり、その是非も散々議論されてきました。
でも私はそれでなんら問題はないと思うし、嫌なら関わる必要はないと考えます。

強制じゃないんですから、あーだこーだ文句言いながら関わっていたって楽しくないですからね。

 

ファンの方々の熱量を糧に、「ももクロ」は、驚くほどのスピードで成長を遂げてきました。
彼女たちが巻き起こす渦は、新たなファンを巻き込みながら、先にも書きましたが今確実に “ひとつの” ピークを迎えつつあります。

ただ、急速な成長に伴う変化は、時として一部のファンを置き去りにもしてしまう。
結果、そのまま離れていくファンの方も当然出てくるでしょう。
それはいつの時代だって、どのアーティストだって同じ。
“あの頃はよかった” 、定番ですね。

巨大な会場を利用してある程度ファンを淘汰させ、加熱する状況を少しクールダウンさせようという思惑があるのかもしれませんが、恐らくそんな悠長なこと、みみっちいこと微塵も考えてないと思います。

そんなこと考えたらそっこー終わりだからです。

 

だって、「ももクロ」だって商売ですから、増やせるファンは徹底的に増やすんです。
稼げるうちに徹底的に稼ぐんです。
当たり前。

 

立ち止まったら終わりなんです。
振り返ったら終わりなんです。

ファンの数が減れば数年前の状態に戻れると期待する向きもあるかもしれませんが、そこにはきっともう当時の熱量はない。

 

そして、ひたすら「ももクロ」と走り続けてきた姪っ子(高2)の姿もないでしょう。

 

今回、日産スタジアムだったのは、きっと単なる必然。

 

姪っ子曰く、“広過ぎて姿なんてほとんど見えないとかそんなのどうでもいい、7万人の人がももクロを観に来る、それだけでもうワクワクが止まらない、いったい何を体験させてくれるのか、楽しみで仕方がない” 、そうです。

私もほぼ同感。
さしずめ、日本版ウェンブリー・スタジアムと言ったところ。
7万人の歓声、聞いてみたい。

 

そして、「ももクロ」はまた、前を向いたまま次のワクワクを我々に提示してくることでしょう。
それはきっと単なるキャパ争いに終わらない、“やっぱももクロだなー” という極上のワクワクに違いありません。

 

私たちはそれを素直に楽しめばいいだけ。

 

だって、エンターテイメントなんですから。

 

もちろん行きますよ、日産スタジアム!

 

この夏の作戦も、暑く、熱くなりそうだ。