鉛の風船

ロックです ジャズです ぼんくらなおっさんです

自己嫌悪

今日のピアノ教室は時間ギリギリに行きました。
駐車場に車を止め、レッスン時間待ち仲間の小学生低学年女子二人のレッスン時間が訪れるのを見計らって。

 

先日、メガネちゃん(我がピアノ教師)と食事に行った際、二人の内の一人、通称 “ゲーム少女” に目撃されました。
それが話し好きなもう一人、通称 “エアピアノの子” に伝わっているのはまず間違いありません。
エアピアノの子は、絶対その話題で話しかけてくるに決まっている、興味津々なキラッキラの目をして。

それをとりあえず回避するため、彼女らのレッスンが始まるのを待ってから待合室に入りました。

 

思惑通り、部屋にいたのは、レッスン仲間の老紳士のみ。
思わずガッツポーズ。

すると老紳士が、

『今日はお忙しかったようですね』
「あ、はい、まあ、、、」
『お二人、お待ちでしたよ』

だーーーっ、やっぱり。
しかもお二人と来た。
ギリギリに来て正解だった。

 

そしてレッスンが終わり帰ろうとすると、二人を担当している、メガネちゃんとは別の先生から、

『これ、お預かりしてます』

と、小さな、デイリーコンサイスくらいの箱状のものと、これまた小さな手提げ袋に入った小さな立方体の箱状のものを渡されました。

 

明らかに、バレンタインデーの義理チョコ。

 

『カワイイですね』

ニッコリしながらそう言って奥へ急ぐ彼女の後姿を見ながら、心底自分の小ささにヘコみました。

二人はもうすでに帰ってしまっている。
とりあえずの義理とはいえ、これを渡そうと一応待っていてくれたであろう彼女たちに悪いことをしてしまった。

まさかチョコくれるなんて思ってないから。
なんてのは言い訳で、二人と顔を合わせるのを回避しようと画策した時点で、失格。

小さい狭いおっさんだ。

 

悪友のいまだ独身の女友達(悪魔とも言う)にも、“あんたは女心ってもんが昔からまるでわかってない” と、自分らのことを棚に上げてよく言われます。

 

来週土曜日のハードルが思いっきり上がってしまいました。

 

ホワイトデー、何お返ししよう。
ここは一つ、姪っ子先生にご登場いただくしかありません。
そーとー不安ですけど。。。

 

自己嫌悪!

 

小学生低学年とはいえ、彼女たちの人格はとっくに大人と変わらない。
物事を判断するための材料(知識)と経験に乏しいだけで、それらを今まさに必死で蓄積し醸成させようとしている。

それは恐らく物凄いスピードで、私のような未熟な大人がとりあえず今日だけごまかそうなんて姑息な手段を選択すると、実はもうそんなのとっくに通過して、その先に行ってしまっていたりする。

子供だからといって、子供扱いは通じない。
彼女たちには、1~2週間に1度しか会わないけれど、その短い間に、その小さな頭は大人なんて足元にも及ばないほど様々なものを吸収し、進化し、いつまでも子供扱いしている大人を尻目に、きっとあっという間に同じ土俵に上がってきてしまう。

 

二人ともスクスク育て。
ピアノ、好きなら無理せずガンバレ。
平穏な未来であれ。
いい女になれ。
そしたら、20年後くらいにまた会おうね。
ぐひひ。 ← 危険!要警戒!

 

なんだかどんどん話がズレました。

 

ようするに、親って凄いってことです。

えっ?そんな話だったか?

 

明日は、姪っ子がスキーでいないので平和です。