鉛の風船

ロックです ジャズです ぼんくらなおっさんです

絶対的存在 玉井詩織

昨日、先日高校を卒業したばかりの近所に住む姪っ子(高2)の幼馴染男子が、実は姪っ子を好きだということが発覚し、これは面白いと告白するよう散々けしかけたのです、、、が、

 

なんとそれからたったの一日で、あえなく玉砕してしまったようです。

 

カワイソ、、、。
ツマンネ、、、。

 

今日、姪っ子が来た瞬間から、私はもう、ワクワクドキドキ何も手につきませんでした。
しかし彼女は、そんな私の春満開の好奇心なんてどこ吹く風で、いつもと何ら変わらず。

おい!今日何かあったろう!伯父さんに事細かに説明しなさい!
うーーー、早くってば、ねえ。

その内プリントを広げて宿題らしきものを始めてしまったので、とうとう我慢しきれず。

 

「ねえ、今日○○(先の男子)に会わなかった?」
『ん?さっき会った』

おーーーーー!会ったんじゃんか、まったく、じらしてくれるぜ。

「そんで?」
『何が?』
「んーーーだから何か言われたろ」
『ああ、わけわかんないこと言ってた、興味ない、忙しいからムリって言っといたけど』

なっっっ、なんてヤツだ。
思いやりの欠片もない。
悪魔!!!

「お前、いくら何でもそんな断りかたねーだろ」
『だってそうなんだもん』
「お前の悪行三昧も性格もよく知ってて、それでも告白してくれるなんて奇跡だぞ、いー加減に、、、」
『“おっちゃん” 何興奮してんの?』
「だってお前、一瞬で断っちゃつまんねーじゃんか」
『誰が告ったの?』
「○○だよ」
『誰に?』
「お前だよ」
『はぁ?何のこと?』
「だから、、、え?告白されてないの?」
『きゃはははは!ありえないし』
「へ?」

 

聞くと、“今好きなヤツいるのか” と聞かれ、いないと言うと、“もし今誰かから告られたらどうする” と言うので、“興味ない、忙しいからムリ” と返答しておいたとのことでした。

なんだよアイツ、情けねー男だな。 ← って偉そうに言える立場じゃない、私!

 

「○○、いいヤツじゃんか、なんでありえないの?」
『えーーーヤだよ、“おっちゃん” に告られるようなもんだよ』
「ええ?意味わかんね」
『“おっちゃん” ママに告られたらどうする』
「ぎへっ!やめて、おぞましい!」
『ひひひ、おんなじだし、変なことゆーなし』

 

うーん、物心付いた頃から中学くらいまでそれこそ毎日のようにつるんでいたので、もうすでに兄妹としか思えなくなっている、ということでしょうか?

これ以上の援護射撃は、ドツボにハマりそうだったのでやめておきました。

彼に電話してもう一度けしかけようかとも思いましたが、傷口を広げるだけだと判断し、そっとしておくこととしました。

 

やっぱ、告白って難しい。
なんと言っても、もし断られたときのその後が怖い。
どうする、自分。
あ、今は関係ないか。

 

まったく、、、昨夜のワクワクを返してくれ!
あーあ、つまんなかった、、、。

 

「結局、“玉井” さんか」
『そっ!“しおりん” よりドキドキさせてくれる男子なんていない』
「お前、やっぱソッチ系なんじゃねーの」
『なにそれ?』
「だから、同性同士で、、、まあいいや」
『・・・』
「“玉井” さんと比べられちゃ誰もかなわねーな」
『当たり前』

 

中学の頃、偶然「ももクロ」に「玉井」さんに出会い、それまでの人生が一変し、「玉井」さんは彼女にとって絶対的な存在となったわけですが、そこにはいまだ本人ですらわからない “ナゼ?” が常に横たわっています。

 

ちなみに、この子。
私は小動物系、というか、ハムスターに見えて仕方がない。

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自分と同い年、当時一番背の低かった「玉井」さんになぜそこまで惹かれてしまったのか?

 

一番元気だった、他のメンバーに追いつこうと思いっきり手足を伸ばしてた。
一番生意気そうだった、自信満々な感じで、彼女がメインのユニットかと思った。
一番笑顔が強かった、とにかく強かった。
他のメンバーとオーラが違った、そこだけ光ってた、温度が違った。
他のメンバーがまだ素人っぽかったのに、彼女だけ異質だった。
とにかく、ドキドキした、見たことのないものを見た気がした。
一緒についていけば、きっと想像を超えた世界を見せてくれる気がした。

そして、何かが弾けた。

今まで聞いてきた話を要約するとそんな感じかと思います。

 

この数日後、熱中していた部活を迷いもなく、あっさりとやめてしまい、顧問を担任を泣かせ、周囲を唖然とさせてしまうこととなります。

母親である妹は、興味が失せた部活をやっていても伸びないし、無駄だとあっさり承認。

当時、誰もが感じていた、そんな無名なアイドルその内飽きるだろ、な想像なんて吹き飛ばして一途にそれこそ脇目も振らず、大暴走、ついには伯父さんまでも巻き込んでしまうこととなるのです。

 

姪っ子ももう高3、受験です。

 

それでも、まだまだ当分の間「ももクロ」熱は冷めそうにありませんし、「玉井」さんは絶対的存在であり続けるでしょう。

 

いいでしょう、いいでしょう、それがアイツのエネルギー源なのだから。

 

楽しめる時に、楽しめるだけ楽しんどけ。

元気なお前が一番だよ。

 

でも、できれば、その猪突猛進に私はあまり巻き込まないでね。

特に、私のプライベートにはあまり関わらないでね。
ウマくいくものもいかなくなる気がするから。

 

さて、玉砕した彼の行動を検証して、自分に生かすとしますか。

 

恋って、途方もないエネルギーがいるようです。 ← 何を今更!

 

あっ、私はもし間違って結婚できて女の子を授かったら “咲” という名前にすると決めていたのですが、“詩織” もいいなー。

字面が綺麗。