鉛の風船

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ホワイトデー!たぶん勝利!そして オペレーション・尾張の春 ついに開戦

今日夕方、いつもとは違う緊張感と気恥ずかしさに支配されながら、もうすでに通いなれたピアノ教室のドアを開けました。

私にとっては今日がホワイトデー本番です。

 

我がピアノ教師のメガネちゃんに贈った花はもう届いているはず、
今日大宮まで行ってメガネちゃんへのプラス・サプライズのチョコケーキも買ってきた、
ついでに何かとうるさい姪っ子にもしょーーーがないから買ってきた、
いつもの小学生女子たちへは乙女心秒殺の春色マカロン! ← 小学生を秒殺してどうする!
準備万端。

 

ところが、え?えええーーー?
いつもの待合室に入ると誰もいませんでした。

 

レッスン時間待ち仲間は3人いて、その内の一人老紳士は来たり来なかったりで、来たとしてもいつも時間ギリギリなのでまあいい、でも他の二人、小学生女子二人、ゲームばかりやっている子とエアピアノに余念のない子、肝心の二人がいない。

いない、、、誰もいない。

 

途方に暮れていると、いつものレッスン室の窓にメガネちゃんとピョコピョコ顔を覗かせる肝心の二人を発見。
ピョンピョン跳ねながら窓を覗いていたようです。

何だよ、もう、どゆこと?

 

聞くと、メガネちゃんに姪っ子(高2)から電話があり、すべてネタバレしていたのでした。
たまたま私の前の生徒が休みだったので、3人で隠れていたそう。

 

くっ、、、アイツ、、、。

 

とにかく、まずはお嬢様二人にマカロンを贈る。

ゲーム少女『うれし、ゴニョゴニョゴニョます
エアピアノの子『ありがとうございます!マカロン大好き!』

 

ふーーー!
よかった!

 

ん?あーーーーー!ゲーム少女がしゃべった!!!
なんだよ、しゃべれるんじゃんか、カワイイ声してるじゃんか、ゲーム仲間の老紳士とばかりじゃなくて、たまにはこの怪しいおじさんともお話ししてね!

 

それにしても姪っ子め、、、。
中身バラしちゃったらラッピングを解いたときの “うわーマカロンだ!” なサプライズが台無しじゃないか。

バフンウニにしか見えない、頑として焼きチョコだと言い張る物体、食っときゃよかった。

 

そしてメガネちゃんにチョコケーキ、こちらももう、キラッキラな目をしている。

『お花ありがとう、高かったでしょう、ケーキまで、出来損ないのチョコだったのに恥ずかしい』

花はとりあえず教室に飾ってありました。

『わざわざ大宮まで行ってきたの?かえってゴメンね』
「え、いや、ついでだったから」
『うれしい』
「あ、えと、うん、、、」

ふと下に目線を移すと、これ以上ないほどに瞳を見開き、興味津々なお嬢様二人が、、、。

メガネちゃん、

『はいっ!レッスンでーーーす!』

 

なんとか、“オペレーション・ホワイトデー” 作戦終了です。
戦果は、たぶん “勝利” だったと勝手に思っておきます。

 

色々とアドバイスをくださった方々、親身になって応援してくださった方々、本当にありがとうございました。

 

ウチに帰ると、明日は休みだというのに、珍しく姪っ子はいませんでした。

あ!そうか、明日は名古屋です、「ももクロ」のライブです。

 

名古屋まで行くのは姪っ子だけ。
私は後から出かけ、以前の仕事仲間と旧交を温めながら、ライブ後の彼女を東京で待ちます。

今回の遠征は平和そうです。

 

ただ、私の部屋兼仕事場のソファーの上に置かれている異常にでかいボストンバッグが気になって仕方がない。

母に聞くと、姪っ子が置いていったそう。
絶対に空けるなと釘を刺されているとのこと。

 

気になるので彼女に電話をすると、中身は、高校の制服や着替え、カバンなど、とのこと。
実は、明日ライブ後、家まで帰れない可能性が非常に高いので、場合によっては東京圏で泊まり、翌月曜日は直接登校する手はずになっています。
つまり、制服やカバンなど登校に必要なものをすべて用意して行くわけです。

 

え?ちょっと待って、なんでそれをわざわざウチに置いとく?

 

『朝一で行っちゃうから、それ “おっちゃん” が持ってきて』
「おい!自分で持ってけ、高崎のロッカーに突っ込んどけよ」
『ムリ、最近そういうのうるさいんだよ』
「じゃ、東京でいいだろ」
『もっとムリ、どこだか忘れちゃう』
「おい、とにかくこれなんとか、、、」
『じゃ、もう寝るし、“おっちゃん” よろしく、あ、まきに借りたんだから大事にしてね』

 

えーーーーー!!!!!

 

こんなデカくて、
エナメルっぽくツヤツヤしていて、
真っ白で、

 

ミッフィーがでっかくプリントされている!!!

 

これをおっさんに東京までぶら下げて行けってか?

 

他のバッグに移そうにも、着替えまで入っているとなると、勝手には触れられない。
母にお願いするも、孫の言いつけ最優先で、まるで相手にしてくれない。
妹(姪っ子母)に電話すると、“くだらない” と一蹴される始末。

 

どうしよう?

 

こんなでかいバッグ丸ごと収まるようなバッグは持っていない。

 

いい歳したおっさんがミッフィー抱えて東京駅まで行くのか?

 

やっぱ、焼きチョコ食べておけばよかった。。。

 

明日は、コードネーム “オペレーション・尾張の春” です。

 

姪っ子よ、楽しんで来い!!!