鉛の風船

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一日だけの家族ごっこ in 子供祭り エピローグ そしていつもの日常

一日だけの家族ごっこ in 子供祭り トッピーFOUR 子供祭り」の続きです。

 

途中、コンビニで夜食を買い込み一路高崎へ。

 

ゲーム少女のテンションがまったく下がらず寝てくれる気配もない。
メガネちゃんとあんな話やこんな話などじっくりできると計算していたのですが、、、。
いつものロー・テンションに戻って寝ちゃってくれ、頼むから、気を使え、元気過ぎるぞ、どっちが本当のキミだ!
メガネちゃんはといえば、“●●ちゃん今日はご機嫌だね” なんて暢気なことを言っている。

でもしばらくすると、相棒は寝てしまっているし、さすがに飽きてきた模様。

いいよいいよ、もうちょっとだ。

なのにメガネちゃん。

 

『シリトリしよっか』
ゲーム少女:『はい!』

 

げっ!ほっとけ、元気にさすな、もう、メガネちゃんってば。。。

 

メガネちゃん:『じゃあ、動物の名前!●●ちゃんから、どうぞ』
ゲーム少女:『んー、カピバラさん!』
「ギャハ!いきなり負けだし!」
ゲーム少女:『“ら” だよぉ』
「“ん” って」
ゲーム少女:『“さん” は名前じゃないもん』
「えー、でも “ん” って言った、」
メガネちゃん:『はいはい、次先生ね』

 

くっ、ひょっとしてグルだな。

 

メガネちゃん:『“ら” ねー、ラマ!』
「ちょっと待った、それリャマじゃね?」
メガネちゃん:『ラマだよ、いたじゃない』
「リャマだって、、、」
ゲーム少女:『ラマって書いてあったよ』

 

間違いない、グルだ。
ちなみに後で調べたらどっちでもいいのでした。

 

ゲーム少女:『次おじさん』
「“ま” 、、、ううう、、、」
ゲーム少女:『サレンダー?』
「は?サレンダーって?ええと、マダイ!!!」
メガネちゃん:『あはは、魚はダメ』
「なんで、動物だよ」
メガネちゃん:『ねぇ、魚はなしだよねえ』
ゲーム少女:『はい』

 

くそー、絶対に勝てる気がしない。

 

ゲーム少女:『お猿さんのとこにいたよ』
「え?」
ゲーム少女:『ふさふさでおっきいの』
「・・・あっ、マントヒヒか」
ゲーム少女:『そお、すごい』
メガネちゃん:『じゃあ次、●●ちゃんね、がんばって』
ゲーム少女:『かんたんー、ヒヨコ』

 

・・・・・・・・・。

 

「ちょちょ、ヒヨコは動物の名前じゃないし」
ゲーム少女:『鳥はいいの』
「いやいや、じゃなくて、ヒヨコは鳥の名前じゃないでしょ」
メガネちゃん:『鶏のヒナだからいんじゃないの?』
「アヒルのヒナだってヒヨコだよ」
メガネちゃん:『このおじさん結構めんどくさいねぇ、他にある?』
ゲーム少女:『ふひひ、じゃぁ、ヒトカゲ
「?????何それ、聞いたことない」
メガネちゃん:『トカゲだよねえ、知らないんだって』
ゲーム少女:『トカゲだよ、立つの』

 

うーん、間違いなく二人にオモチャにされている気がする。
結局、そんなやりとりが、高崎にそろそろ着こうかという頃まで続きました。

おかげで眠気に襲われることもなかった。

 

そして、到着。

 

子供二人を無事ご両親の元に送り届け、ゲーム少女母の長くなりそうなお礼をメガネちゃんが巧みにかわし、ピアノ教室の駐車場へ。

この時点で、日付が替わる直前でした。

 

メガネちゃんと別れ、私は更に小一時間走って、ようやく帰宅。

 

掛け値なしに楽しかった。
でも、そうは言いたくないけど、やっぱり疲れました。

他人の子供を預かっているというプレッシャーは相当でした。

 

そして、多分、私以上に気を使っていたのはお友達少女。
女3人、顔見知りとはいえ、連れて行ってくれるのが、初対面の妙にひょろ長いあやしいおっさん。
相当気が張っていたのは明らかでした。

 

よく頑張ったね、ゆっくり休みな。
今夜の夢はやっぱり “カワセミ” かな。

 

その週末、ピアノ教室に行くと、ゲーム少女から、

『この前はありがとうゴニョゴニョゴニョした

とお礼を言われ、その後はもう、いつも通り、いつもより笑顔がほんの少しだけ増えたかな?

 

そして、同じレッスン時間待ち仲間のエアピアノの子にお土産をあげ、“私も行きたかった” な話をレッスン時間まで聞かされ、メガネちゃんは相変わらずの厳しいレッスン。

 

夢はアッと言う間に終わり、また変わらない、それでもホンの少しだけ平和指数が上がったかもしれない日常が始まりました。

 

姪っ子(高3)よ、チケ取ってくれてありがとう。
メガネちゃん、一緒に付き合ってくれてありがとう。
ゲーム少女、お友達少女、あやしいおじさんに物怖じもせず、一日付き合ってくれてありがとう、疲れたでしょ。
ももクロ」、あなた方は、やっぱ、期待を裏切らない、いつもありがとう。

 

さっ、仕事仕事。

 

世の小さなお子さんのいらっしゃる、お母さんやお父さん、心より尊敬いたします。
私は、たった1日で、もう、あと1年は勘弁してほしい感じです。

 

誘ったのは私ですけど、、、。