鉛の風船

ロックです ジャズです ぼんくらなおっさんです

バカ二人 in サマソニ'12 Vol.1

行って来ましたーーー!
幕張ーーー!
サマーソニック'12。

 

姪っ子(高2)と。
お目当てはもちろん「ももいろクローバーZ」。
2009年、当時「ももクロ」にハマったばかりのまだ中学生だった彼女を連れて行って以来。

 

退院後初めての遠出(と言うほどでもありませんが)、しかも数日前に腹を壊してその回復もままならない状態での不安いっぱいの参戦。
でも、何とか無事乗り切ることができました。

これなら西部ドームも何とかなったんじゃ?
、、、未練がましいヤツ。

オイッ!自分!「ももクロ」西武ドーム公演から2週間、短いようでいて、その間に体力は確実に回復してるんだよ、わかったか!もういい加減諦めろ!

はい、、、。

 

以前なら開場と同時に入場してあちこちのステージを巡りながら新たな魅力に触れつつジャンクフードを食べ、音楽以外なにも考える必要のない広大な空間にひたすら身を委ねる快感に浸っていたのですが、今回はラインナップが私的に微妙だったこともあり、「ももクロ」前後のみ捕獲すればいいやと考え、ゆっくり出掛けるつもりでいました。

 

ところが、、、。

 

早朝、両耳から鼓膜をつんざくような爆音で「Chai Maxx(by ももクロ)」が炸裂、脳内ぐぁんぐぁん、心臓バクバク、眼球全開、焦点ぼけぼけ、枕元の文庫本を振り上げ戦闘体制、、、ふと我に返ると、目の前にはしてやったりな姪っ子の笑顔が。
耳には勝手に装着されたイヤホン。

時計を見るとまだ5時半。
ついさっきまで、あちこちのブログを拝見していて、ろくに寝ていない。
最も眠りの深い時間。

 

「お・・・ま・え、、、なにごとだよ、、、」
『行こ!』
「どこへ」
サマソニに決まってんじゃん』
「もう?」
『そう!そう!早く早く!』
「昼頃出掛けりゃいいよ」
『ムリ!いつものご飯つくってあるし、起きて!顔洗って!食べて!着替えて!』
「へぇぇぇぁぁ~~~、殺す気か、普通に起こせないのか」
『なんども起こしたよ、鼻とか耳に洗濯バサミしても全然起きないし』
「普通に起こせよ普通に、、、」
『だから起こしたって、呼んでも、おでこはたいても、鼻摘んでも起きなかったから』
「もういいです、、、」

 

やっと焦点が定まってきた目でよく見ると、コイツ、もうフル装備に着替えている。

西武ドームキャップ(玉井さんVer.)、黄色いヘアバンド?、太い縦線が五本入ったデザインの黄色いTシャツ、黄色いショートパンツ(ばあさんに縫い付けてもらったZの刺繍付き)、黄色いソックス、きっとスニーカーも黄色いはず。
要するに全身真っ黄色、「ももクロ」ライブに臨むときの彼女の戦闘服の基本形。
今回はロックフェスなのでこれでもシンプル。

「そのカッコで行くの?」
『そっ』
「前は現場で着替えてたじゃん」
『ドームでママにカミングアウトしちゃったからいいの』
「ちがーう、カミングアウトっちゅうのはもっと重いことを、」
『いーから、早くお・き・て!』

 

たしか彼女も私が寝るまで、私の部屋兼仕事場でDVDかなんか見ていたはず。
なんというパワー。
これが若さか。

 

そして、準備オッケー!
昼過ぎに出掛けるつもりが朝7時ちょっと過ぎにGO!

 

前回サマソニに行ったときは、まだ姪っ子が「ももクロ」にハマったばかりの頃で、それまで “結婚する” とまで公言していた「リンキン・パーク」の「チェスター」のステージを見せれば、同年代の小娘6人組(当時は6人だった)へのにわかな感情なんて消し飛んでしまうのでは、と期待していました。

案の定、ライブ中は声を張り上げ、拳振り上げ、半ベソかきながら、汗びっしょりで盛り上がっていました。
私は、ひたすら彼女を圧縮から守るガードマン。
さすが、中学の入学式に、「リンキン」のデスなTシャツを着て行こうとして母親に大目玉食らっただけのことはある。

これで、「ももクロ」なんてどこかに吹き飛んだか、と思った帰り道、

 

『チェスター、やっぱ最高だー!もう思い残すことない!』

 

へっ?

 

それ以降、彼女は「ももクロ」、中でも「玉井さん」一直線に激変しました。

 

再三書いていますが、それまで「リンキン」や「ミューズ」に夢中だった子が、当時ほとんど無名に近かった同い年の女性アイドルにそこまで心奪われてしまった理由がいまだに全く理解できないでいます。

 

そして、あれからたった3年、その伯父さんまでもが、、、。

 

んで、姪っ子よ、何でこんなに早く出掛けるの???