鉛の風船

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バカ二人 in サマソニ'12 Vol.3

バカ二人 in サマソニ'12 Vol.2」の続きです。

 

姪っ子(高2)がトイレに行くというので、代わりに物販列に並ばされたはいいが、かれこれ30分近く経つというのにいっこうに戻ってこない。

 

列は、「ももいろクローバーZ」単独公演のあの凄まじさには当然ながら遠く及ばないものの、それでもかなりの長さになっていました。
それより驚くのがやはりどう見ても「ももクロ」だけ専用の列になっているらしいこと。
スタッフの方もそれっぽい案内をしているよう。

物販列だけ見るとヘッドライナーです。

 

そして、もうすぐ順番が来そう、何買えばいいんだ、と焦り、姪っ子に電話しようとしたところで、ようやく戻ってきました。

「遅いよ」
『混んでたのっ!』
「何買えばいいかわかんなかったから焦ったー」
『3種類しかないんだから残ってるの買えばいんだよ』
「何があんの?」
『Tシャツとタオル2種類』
「Tシャツのサイズなんかわかんねぇ」
『えー、普通わかるよ』
「わかんないよ」
『ずっと S だし、常識だよ』
「んなわけない、子供なんてどんどんサイズ変わるし」
『子供じゃない!もうそんなスイスイ伸びないし!』
「スイスイ?ギャハハ!スクスクだろ!」
『どっちでもいい、そんな伸びてない』
「伸びてるじゃんか」
『伸びてない!』
サマーランドんときのTシャツもう小さいって言ってたろ」
『はぁ?あれ買ったの1年も前だし』
「ほら伸びてるじゃん」
『洗濯で縮んだの!“おっちゃん” 背縮んでるんでしょ』
「なっ、、、お前、、、」

そこで、ふと気付くと周りの方々が明らかに笑いをこらえている。
恥ずかしい、、、。
くっ、、、ああ言えばこう言う、言い争いで女性にかなうはずないのに、ましてや高校生になんて。
大人げない、ついついアイツにノセられてしまう。情けない、、、。

 

そそくさと列から離れました。
“はい、これ!” と言って姪っ子から渡されたカップを持って。

 

何かのジュース?と思いましたが、どうみても元カキ氷の成れの果て。
アイツ、どうやら、二つ買ったカキ氷の片方がただの甘ったるい水になってしまうほど余裕でシャクシャクしてきたようです。
人に並ばせといて。。。

暑い、私もシャクシャクしたい。
でも、このどぎついピンク色、私が、ケーキ、クッキー、ソフトドリンク、大抵のものは “イチゴ味” にしとけば喜ぶということだけはわかってらっしゃるらしい。

 

そして、“溶けていない” カキ氷をシャクシャクしていると、姪っ子から買えた旨電話が。
しかし、なんと、Tシャツの S がすでに売り切れだったそう。

合流場所に現れた彼女は、満足そうに戦利品を抱えてはいましたが、その表情には明らかに “おっちゃんがもたもたしてるからだよ” な負のオーラが。
Tシャツは、M を買ってきたそうです。

ウチに帰ったら10回くらい連続で洗濯しまくり、S にしろ!

 

ただ、ひじょーに気になることが。。。

 

グッズ、なぜにいつもの黄色じゃない?

 

怖いので、聞くのはやめました。
ちょうど時間もよかったため、食事で機嫌をとることに。

 

サマソニといえばジャンクフードなのですが、それも今は昔、今やもうそれこそ食事目当てで行ってもいいほど、ありとあらゆる美味しいものが用意されています。

そう、有名な “ソニ飯” です。

これがどれもこれも旨い!
濃い、しょっぱい、少ない、高い、カロリー無視、ビール必須。

すてきでしょ!!!

一般的な食事を制限されている私にとっては、まるで地獄です。

 

ホットドック、ラーメン、串焼き?、をバクバク食う姪っ子を尻目に寂しく “ウイダーinゼリー” をすすりながら、

「マリンとマウンテンのぞいてくるけど、お前どうする?」
『レインボウ(ももクロが出演するステージ)にいる』
「7時過ぎまで?」
『他に見たいのないし』
「パフュームとか見てくれば?」
『興味ない、フーバスはちょっと見たいけど』(Perfumeファンのみなさん、ごめんなさい)
「じゃ行こっ」
『いい、ここでももクロ待ってる』
「なんで」
『もしなんかあって時間までに戻って来れなかったらヤバいから』
「なんだそれ、まあいいや、じゃっ、あとで」
『うん』

しばし別行動となりました。

 

そして数時間後、「ジェイ・ケイ」の体調が万全ではないとアナウンスされた「ジャミロクワイ」をパスして早々とレインボウ・ステージに戻った私の目に、とんでもない光景が飛び込んできました。

 

まさに、カオス!!!

 

パフォーマンスしていたのは「ももクロ」の一つ前の「Fear, and Loathing in Las Vegas」という初めて聴く日本の若手バンド。

 

す・ご・い、、、。
え?「ラスベガス」が?

 

もちろん「ラスベガス」のパフォーマンスもルール無視のファンも凄いのですが、レインボウを埋め、取り巻き、溢れ、「ラスベガス」ファンに混じりヘドバンしていた方々。

 

どう見ても「ももクロ」ファンだーーーーー!!!
スゲーゼ、カッケーゼ!

 

レインボウ・ステージはすでに破裂寸前でした。

 

で、姪っ子はどこにいる?
まさかあのモッシュピットで潰されたりしてないよな?
電話しても聞こえないだろうし、まっ、いっか!

 

ちなみに、先のウイダーinゼリーは持ち込みで、本来は水以外持ち込みNGなのですが、事情を説明したらあっさりとOKしてくれました。

 

いよいよ「ももクロ」です。
ぶちかませーーー!!!