鉛の風船

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大人の事情?

イングランドのワイト島で開催された “Bestival” のウェブキャスト、「シガー・ロス」と「スティービー・ワンダー」が中継されませんでした。

 

初日のヘッドライナーは「フローレンス・アンド・ザ・マシーン」、2日目は「ニュー・オーダー」、共に現地時間22時過ぎからのパフォーマンス。

最終日3日目、“MAIN STAGE” のタイムテーブルには、6組のバンドしか記載されておらず、最後は18時30分からの「シガー・ロス」になっていました。

 

ヘッドライナーの「スティービー・ワンダー」の名前がない。

 

ウェブキャストのタイムテーブルはあくまで予定で、プログラムが進むに連れて変更されることが往々にしてあるため、「シガー・ロス」に大いに期待しつつ、引っ張るねー、もったいぶるねー、とか思いながら「スティービー」の名前が登場するのを心待ちにしていました。

 

ところが。

 

「リトル・ドラゴン」を観ているころ、「シガー・ロス」の前に突如「ニュー・オーダー」の録画が割り込み、「シガー・ロス」の時間がずれる。
さらに「トゥー・ドア・シネマ・クラブ」が、これも録画で割り込み、またしても「シガー・ロス」がずれる。
とどめに「フローレンス・アンド・ザ・マシーン」の録画が割り込み、とうとう「シガー・ロス」がタイムテーブルから弾き出され、消えてしまい、それっきり。

 

そして、最後まで「スティービー・ワンダー」の名前が現れることはありませんでした。

 

公式サイトには「シガー・ロス」と「スティービー・ワンダー」がキャンセルになったというような情報はなかったので、ウェブキャストに乗せることができなかった、ということのようです。

 

きっと、大人の事情!

 

それしか考えられません。

 

3日目のタイムテーブルの落ち着きのなさを見ると「シガー・ロス」と「スティービー・ワンダー」はギリギリまで交渉がなされていたのではないでしょうか。

シガー・ロス」なんて、当初は18時30分からの中継が予定されていたのですから、一度はOKが出たのでは。
でも直前になってお偉いさんからNGが。

スティービー・ワンダー」は、ハナから難航し、リストのスペースを空けながら吉報を待ったが結局あまりに巨大過ぎてダメだった。

そんな勝手な想像をしてしまいます。

 

残念でしたが、他が思った以上に楽しめたので、大満足です。
個性と魅力に溢れたたくさんのアーティストのライブを堪能することができました。

2日目に寝落ちして見逃した「ニュー・オーダー」を見ることもできたし。

「リトル・ドラゴン」などちょっと気になるバンドを見つけることもできた。
ちなみにこのバンドのヴォーカルの女性が黒髪でちっこくてチョコチョコしていてなんだか日本人みたいでカワイイな、と思っていたらクラブシーンではよく知られた「Yukimi Nagano」という日系スウェーデン人だそう。
まだ客がまばらな中、一生懸命盛り上げようと頑張っていました。

 

そして、私的ベスト・アクトはやっぱり「フローレンス・アンド・ザ・マシーン」。

もう、ヴォーカルの「フローレンス」が凄すぎて。
裸足でステージを所狭しと駆け巡り、一声発するだけで、大観衆の心を鷲づかみにしてしまう。
天性のカリスマ性。

スッと立ち、圧倒的な声量で朗々と歌い上げるその様は、神々しくさえもありました。

本編ラストの「Spectrum」では、モニタの前で涙腺崩壊。
アンコールも大盛り上がり。

はいっ!もうファンです、ファンでいいです。
DVD出てるかな?欲しい。

来日してくれー!

 

遥か彼方の地でおこなわれたライブを部屋にいながらにしてリアルタイムで観ることができるのですから、素晴らしい時代になりました。

 

不確定な情報で、「シガー・ロス」と「スティービー・ワンダー」に期待を持たせてしまい申し訳ありませんでした。
時間を無駄にされてしまった方々、心よりお詫び申し上げます。

 

 

 

ごめんなさい。

 

 

 

映画「スノーホワイト」主題歌。