鉛の風船

ロックです ジャズです ぼんくらなおっさんです

伸びてない!

『このまえあげたサマソニのTシャツ返して』

 

昨日夕方、いつものように姪っ子(高2)がやって来て、私の部屋に顔を出すなり、先日サマソニで買ってきたTシャツを返せと言ってきたのです。
私にくれると置いていったもの。

 

「どうせ着られないからいいよ」
『どこ?』
「でも Mサイズ だろ?お前大き過ぎるって言ってたじゃん」
『ん?うん』
「誰かにやるの?」
『う~ん、最近Tシャツが短いんだよ、縮んでるの』
「え?丈が?」
『うん』
「だから言ったろ、それは、」
『なんか何枚も縮んでる、新しいのも縮んでる』
「ぎゃはっ!バカか!お前が伸びてるに決まってんだろ」
『伸びてない!』
「伸・び・て・る・の!サマソニで散々恥かかせといてまだ言うか!」

 

先日お邪魔した サマソニ'12 で彼女の代わりに物販列に並ばされ、挙句、身長が伸びてるとか伸びてないとか言い合いになりとても恥ずかしい思いをした、その繰り返し。

 

彼女の父親と母親は特に背が高いわけではないが、けっして低くはない。
母方の祖父であるウチのじいさんは背が高い、私も181cm以上ある。

『みんな大き過ぎなんだよ!』

どうも彼女は、今以上に背が伸びるのを嫌がっているようです。
身長が遺伝するのかどうかは知りませんが、明らかにそれを嫌がっている。
現在の身長も認めたくないらしい。
今時、少しくらい背が高くたってなんでもないと思うのですが。

だいいち、のべつ幕なしあんだけ何でもかんでも食っていて、ちっとも太らないんだから、背くらいは伸びる。

 

「お前、今身長いくつあんの?」
『ないしょ!』
「は?体重じゃないんだから」
『“かなこ” よりは大きい』
「え?百田さん?」
『そっ、でも “しおりん” よりは小さい』
「二人の身長知ってんの?」
『うん』
「それって、プロフィールとかってヤツ?」
『そお』
「あのね、あの子らも育ち盛りだかんね、もっと伸びてると思うぞ」

急に目が輝き。

『そーーーだよね!!!』
「そーだよ、公式のプロフなんてリアルじゃないんだから」
『よかったーーー!!!』
「・・・」
『“しおりん” が “かなこ” と1センチしか違わないんだよ、“あーりん” より4センチもちっさいんだよ、絶対そんなわけないのに!』
「え?なにその急なテンション?」
『だって “しおりん” あんなスタイルよくておっきいから』
「ひょっとしてお前、自分の身長が玉井さんのプロフより高かったからビビッてたの?」
『だって、ステージであんなに大きんだよ』
「まあな」
『それより背高いなんてビビるよ』
「ステージは大きく見えるの、実際彼女はかなり身長伸びてると思うけど」
『はあーーー、よかった、着れないシャツとか “ゆっくん(父方のいとこ)” 着るかな?』
「知るかっ!!!」

 

く、、、くだらねえ、サマソニといい今日といい、そんなことで私を振り回していたのか。

 

女性は謎です。
女子高生はさらに謎です。
エイリアンが飛来してきて交渉を迫ってきたら彼女らに相手させればいいと思います。
わけわかんなくなって、きっと撤収します。
領土問題だって、、、ゴホン、ごめんなさい。。。

 

愛猫 “りょう” のほうがはるかに理解できる気がします。

 

そして。

 

「そんなことどうでもいいけど、27日から長崎だかんな、ちゃんと用意しとけ」
『うん!』

 

今月末に長崎に行って来ます。
目的は、「ももいろクローバーZ」のライブで、9月29日に同地で開催されるイベント “クローバーEXPO” の一環です。
ついでに憧れの地、長崎をあちこち見てくる予定です。
今回は、どちらかと言えば観光がメイン。

また、おっさんと姪っ子の二人旅です。
綺麗なおねえさんと一緒だったらいいのに。

 

「学校の許可ちゃんと取った?」
『取ったよ、一日休むだけだからどってことなかった』
「え???一日?」
『え?』
「27日から行くんですけど、、、」
『ん?』
「木曜日からです」
『は?』
「は?じゃない!木金土日の4日間ですよ」
『金曜しか取ってない』
「なんで、あちこち回るから木曜から行くって言ったじゃんか」
『えーーー!』
「えーーーじゃない!」
『またママとか先生説得すんの?』
「別にいいよ、お前どうせももクロしか興味ないんだろ、あとから一人で来れば?」
『一人で行くの?』
「中学んとき一人で北海道行ったじゃん」
『だってあれは向こうで北海道じいちゃんが待っててくれたから』
「おんなじだよ、オレは待ってないけど」
『ウソッ!』
「時間がもったいない」
『どーするの?』
「長崎着いたら電話すりゃいいだろ」
『その前は?』
「今から木曜キャンセルして金曜取ってやるから一人で羽田行け」
『一人で?絶対ママがダメって言う』
「そうか?お前後先考えずどこでも一人で行っちゃうじゃん」
『うーーーーー、、、』

 

その後、妹と話し、さすがに二日は休ませられないので、木曜は私が一人で先乗りし、姪っ子は金曜に一人で長崎まで向かう、ということで合意しました。

 

妹曰く、“羽田行って飛行機乗るくらい平気だよ、ほっときゃいい、もしダメだったら帰って来てテスト勉強!” 、我妹、恐るべし。

 

ということで、珠玉の長崎ツアーは姪っ子と別々に出発することとなりました。

 

サマソニですらチョコチョコすれ違っていたのに、長崎で合流できるのか?
アイツ、ちゃんとホテルまでたどり着けるのか?

 

珍道中必至です。。。