鉛の風船

ロックです ジャズです ぼんくらなおっさんです

風花

今日、この冬初めて風花が舞いました。
風はそれほど強くなかったのにハラハラと。
遠くの山に降った雪が、空っ風に運ばれ、こんなところまでやって来る。
秋の名残に止めを刺す冬からの挨拶状(果たし状とも言う)。
“風花” の字面やその景色には風情があるけれど、、、。

 

はぁ~、、、寒いの嫌い。

 

雪やこんこ あられやこんこ ♪
降っても降っても まだ降りやまぬ ♪
犬は喜び 庭かけまわり ♪
猫はこたつで丸くなる ♪

 

なりません!

 

ウチの愛猫 “りょう” は、いつもビヨーンと伸びています。
以前いた “さな” も同じ。

猫がこたつで丸くなってるのなんて見たことないぞ。
え?どーなのよ、みんな?

 

と思い、グーグル先生にお伺いを立てると、出てくる出てくる。

“猫はこたつで丸くならない”
“衝撃の事実”

とかいろいろ。

 

そんなん子供の頃から知ってたしーーー!

 

で、当時、学校の先生にこの歌はウソだ、と突っ込んだことを思い出し、そのとき先生アッサリ、

“こたつの ‘中で’ とはなっていない、布団の上でって意味だろ(うろ覚え)”

と。

 

歌が作られた当時は、練炭こたつ、いや、単に炭だったかも、そんな中で寝ていたら死んでしまいます。
事実、私の幼少期、よく遊びに行った母の実家は練炭こたつで、絶対猫をこたつに入れるな、とうるさく言われました。

こたつの脇、布団の上でってことなんでしょうね。

 

そもそも猫はそんなに寒がりな動物ではありません。
むしろ、暑がりです。

寒いときはひたすら丸くなっていればなんとかなりますが、暑いのはもうダメです。
基本的に犬も同じなんでしょうが、体温を上げるのは得意でも下げるのは苦手そうです。

 

犬は、暑かろうがなんだろうが、イヤッホーーーイ!最高だぜ!と走り回りますので、挙句、ひたすら舌を出しハーハーハーハーしながら、やめときゃよかったぜ、と後悔の念にさいなまれながら、必死に体温を下げる作業を強いられるわけですが、猫は、そんな犬を尻目に涼しい日陰、冷たい地べたを見つけては、徹頭徹尾ダラーン、ビヨーン、なんか文句あっか?を貫き通します。

 

だから、猫は夏と冬で比較すれば冬のほうが元気な気がします。
我が愛猫 “りょう” も寒い中、外をよく飛び回っています。
もちろん猫ですから、基本、日がな一日、廊下などで日向とシンクロしながら惰眠をむさぼってはいるのですが、日に数度突然スイッチが入り、近所の畑や山を視察しに行きます。

小鳥たちのさえずりが一斉にかき消える瞬間です。
そしてほどなく彼女(メス猫です)を大嫌いな近所の飼い犬 “ジンナイ” が、判で押したように家に入れてくれと情けない声で泣きだすのです(決して吼え声ではない)。

 

この “りょう” の前に “さな” というこれもメス猫がいたのですが、彼女は非常におっとりとした子でした。

ちなみに、“さな” というのは幕末好きな父が名づけました。
そして、“りょう” は、これも父の影響か否かはわかりませんが、幕末にすっかり心奪われている私が名づけました。

しかし、一般的にイメージされる「お龍」さんの、剛気、奔放、慈愛、烈火などの内、慈愛のみが完璧に欠落して育ってしまったようです。

 

ハイパー・ハンティング・マシン、超音感センサー付きステルス・ねこ、数倍の大きさのタヌキすら追い払ってしまう、農家御用達な最終兵器に育ってしまったのです。

 

近所の農家を脅かしていたネズミがめっきり減ったのは “りょう” がウチに来て半年もした頃からです。
なかなかに感謝されました。

でも、同時に隣のじいさんが可愛がっていた池の金魚も音もなく消え去りました。

 

って、ここまで何の話だ!

 

風花を見ながらついつい、、、。

 

明日の朝食は、お米界のアイドル「ふっくりんこ」です。

 

ふっく、ふっく、ふっく、ふっく、ふっくりんこー、りーんりん!

 

コールも完璧、、、たぶん。。。