鉛の風船

ロックです ジャズです ぼんくらなおっさんです

忘れない 過ごした場面を 出逢った人を ♪、、、ねっ!

義弟の姉の息子が幕張界隈の大学に合格したそうです。
姪っ子(高2)から見て従兄にあたる子です。

 

随分早いです、そうでもないのかな?
私には子供がありませんし、姪っ子も差し当たって若干先の話なので、昨今の大学の入試システムがどのようになっているのかはサッパリです。

 

それより、そんなことより、これって、

 

幕張に無料宿泊所が確保できたってことじゃないかーーー!

 

姪っ子から聞いた話なので、いま一つ要領を得ず、校名すら定かではないのですが、幕張地区ということは確からしい。
彼女が、大好きな「幕張」という地名を聞き間違えるハズはありません。
あの辺、大学多いし。

これは、なかなかステキなことになって来ました。
一概に幕張といったって相当広い。
でも、どこに住もうが、幕張は幕張、便利に決まってる。
都内まで30~40分、場所によってはもっと早い、横浜や大宮だって1時間かそこら、おっ!横アリやSSAの宿にもなるじゃないか。

 

ぐひひひひ、、、。
伊達に毎年々々お年玉あげてたんじゃねえからな!
こちとら慈善事業でやってんじゃねえんだ!
きっちり回収さして貰うぜ!
おっと、入寮するとか言って逃げんじゃねえぞ!

 

素晴らしい!
散々遊んでやっといてよかった。
懐かせといてよかった。

 

 

 

って!彼が高校入ってから一度も会ったことないけど、、、。

 

 

 

彼は、姪っ子とはまるで正反対の、到底同じ生き物とは思えないほどおとなしい子で、正月など義弟の実家にお邪魔すると大抵いました。
いつもゲームをしながら、何を話しかけても、頷くか首を横に振るかするだけ。

ある年、その母親から、夏休みに数日でいいので預かってもらえないかと相談を受けます。
彼の両親は共に実家がすぐ近く、夏休みにじいちゃん、ばあちゃんに会いに行き、まったく異なった日常に興奮するという体験もできない、では、と旅行に行っても所詮いつもの家族と一緒の時間を過ごしているだけ、やることは一緒。
だから、おねがい!と。

それから数年、彼は毎年1週間くらいウチにやってきて、ど田舎の夏を過ごしていきました。

姪っ子が、川だ山だ田んぼだと何度誘おうが、近所のクソガ、もとい、子供らが遊びに来ようが、結局最後まで、家の中にいてゲームばかりやっていました。

 

そんなあるとき。
なんだ!こいつ!さすがの私も(何がさすがだかは置いといて)イラッときて、ついにゲームを奪い取るという強硬手段に出てしまったことがあります。
しかし、奪ったはいいが驚く彼を前にどうすればいいやら途方に暮れてしまい、結局自分でやりだすハメに。
やりだすと今度は、当然ながらやり方がまったくわからない。

すると彼が、そうじゃない!そこはこう!ここで何々が出るから取って!違うよ!あーーーダメだ!など、驚くほど饒舌になり、横で見ていた姪っ子と二人してまさに “目がテン” 。

それから数日、超負けず嫌いな姪っ子とゲームで競っていました。

そのとき、初めて彼が爆笑するのを見ました。
目なんかもう、獲物をロックオンしたときの我が愛猫 “りょう” のようにキラッキラして。

 

彼がウチに来た最後の夏でした。

 

色々思うところはありましたし、彼の両親に言っておきたいな~ということもありました。
でも、その彼が、アイツが、、、

 

もう大学生になるそうです。

 

ガンバレ!うれしいよ!

 

そばで、ファービーの毛がはげてるとか右耳の動きが変だとか言いながら、ソファーで寝そべっている “りょう” に再戦を挑ませようとしている姪っ子を制して、

 

「お前ももう受験だぞ、ももクロはしばらく封印だな」
『大人、急ぎ過ぎだし、まだ3分の2終わっただけ、3年まで4ヶ月もあるよ』
「ああ、まあな、それよりさ、ばあちゃんに作らせてるアレ」
『いいでしょ!』
「ええーーー!あんなの出来んのか?」

 

姪っ子は現在、元、家庭科?教師だった洋裁大得意なばあさんに、年末の「ももいろクローバーZ」SSA公演で着るコス衣装を作らせています。

 

ももクロ」が「サラバ、愛しき悲しみたちよ」で着ている “悪魔衣装” と “天使衣装” を左右合体させたようなヤツ。

 

そんなの絶対出来ない気がします。

 

お願い、、、ももクリは寒いんだから、コスはやめて!