鉛の風船

ロックです ジャズです ぼんくらなおっさんです

初雪

ご存知のように、今日、関東地方に雪が降りました。

 

関東の尺度で言うところの数年ぶり、十数年ぶりの “大雪” です。

 

数センチから十数センチの積雪があっただけで、首都は大混乱、どこもトップニュース、北陸東北の日本海側、北海道などの方々からしてみれば、はぁ???ですよね。

 

愛すべきど田舎、我が地方都市では、今シーズン初となります。

夜半から降り続いた雨が朝9時頃雪へと変わり、すでに雨でびちょびちょになっていた道路や地面などにこれまた水分をたっぷり含んだ重い雪がザッザッと積み重なっていく。

積もりはするが、シャーベット状というか、カキ氷の残り3分の1くらいな感じ。
カキ氷は、ここからが美味い、スキ!

地元の道路の雪は、ニュース映像で見た首都圏ほどは積もっていないので、車が1~2台通れば一気に左右中央へと弾き飛ばされ、綺麗に轍の跡だけアスファルトがむき出しになる。

ノーマルタイヤでほとんど問題なし。

 

実は、ウチの辺りの住人は、“雪か、まいったな、積もんなきゃいいが” などと言いながらフカフカの雪が4~5センチくらいは積もったりするのをひそかに期待していたりします。

 

子供ならわかりますが、大人も年に一度あるかないかの大自然のイベントに不覚にもワクワクしてしまうのです。
翌朝の苦労などとりあえずは二の次。
大型台風が急接近している夜の、非日常と期待と恐れが入り混じったようなあの妙な興奮状態に若干似ています。

 

今、雪も雨もやんでいますが、随分と冷え込んできたので、明朝はまず間違いなく凍結するでしょう。

接触事故多発必至です。
怪我人多発必至です。

 

姪っ子(高2)大丈夫かな。
最寄り駅まで、自転車だし。

 

などと、余計な心配をしているとまさにその姪っ子から電話が。

 

『雪見た?』
「うん、やでも見えるし」
『見えるよね、降ってたよね、そーだよね』
「え、へ?何言ってんの?」
『ボサボサいっぱい降ってるときにさ外出て写真撮ったの』
「ああ」
『そしたらさ、ククク、、、あたしってすごいかも』
「ぬあー、何だよ、はやく言え」
『撮ったんだよ写真、でもね、雪が写んないの!!!』
「???ん?何?よくわかんね」
『だーかーらー、駐車場を撮ったの』
「ああ」
『そしたら、積もってるのは写るけど、降ってる雪全然写んないんだよ、消えてんの、あたし絶対すごい』
「・・・」
『ほいほいほい!聞いてる?降ってる雪だけ消せるんだよ!』
「はい、すごいすごい、その写真ずーと後のヒマで死にそうなときでいいから見せてくれる?」
『うーーーむかつく!』
「それよりさ、明日の朝、道凍るぞ、どうすんの?」
『ツルツル滑って面白い』
「そーじゃなくて、学校行くの大変だろ」
『なんで?』
「だってチャリだろ、道が凍ったら危ないし、なんなら、」
『なんもなし、へーき、そんなんどーでもいーから、マジ雪消せるんだって』

 

おおおーーー、パチパチパチ・・・。

 

そう言えば、自分も高校時代、ちょっと天候が崩れるたび送って行くだなんだ言う親をわずらわしく思い、意地でも自転車で徒歩で通い通したような気がします。

でも、アイツはそんなじゃない、本当にキャッホーーーとか言って、滑りまくるのを平気な顔で楽しんで通学する気がします。

 

親が放ったらかしにしているのに、余計な心配してしまいました。
恥ずかしい。

最近、ちょっと弱気かな、、、。

 

でも、なんで雪が消えるの?
カメラ無知なのでまったくわからない。

 

いくらデジカメまかせで撮っていても、雪の航跡くらいは残ると思うのだが。

 

もしかして、私、物凄ーく恥ずかしいこと書いてる?
いいんです!!!

 

“わからぬことはわからぬのです” 、しょうがない。

 

少なくとも、降っている雪のみが消えるなんてことあり得ないのですから。
たぶん、、、、、。