鉛の風船

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今年、初メガネちゃん 続き

今年、初メガネちゃん」の続きです。

 

今年初めてのピアノレッスン。

 

昨年、意を決して入会してよかった。

入会の動機は正直半分下心見え見えだったけど、元楽器商社勤務なので基本的に楽器は好きだし、ピアノも少しは弾けたので(メガネちゃん曰く音出してるだけ)、週1度のこの45分間は意外とすんなりと私の中に入ってきて、今となっては最早なくてはならない、その週をリセットし新たな週に臨むための珠玉の時間となったのです。

 

1ヶ月ぶりのメガネちゃん(我がピアノ教師)は何も変わらずメガネちゃんでした。

 

レッスン室に入るや、お見舞いのお礼を言おうとするも、

『レッスンします!それはまた後で!』

と、制され、

「は、はい」

相変わらず厳しい。
いいね。
やっぱいいよ、メガネちゃん!

『ああっ!思いっきり練習サボってた?』
「うん、まあ」
『年末年始大変だったからしょうがないよね』
「時間がないわけじゃなかったんだけど、、、」
『少し弾くだけでも全然違うから、なんでもそうだけど、ピアノも少しでいいから毎日が大事、楽器はみんなそうだよね』
「うん、そーです、ははは」
『へへ、偉そうなこと言っちゃった、いまさらだよね』

で、、、。

『う~ん、違う、そこ前もやった、小指はこっち』
「あぁ、そうか」
『親指は先に送っちゃう』
「あああ、そうだった、そうそう」
『それで、こう』
「すげー、いい音!」
『感心してない、弾いて!』
「はい!!!」
『それ鍵盤に指乗せてるだけ、弾けてない!』
「・・・」

 

後は、まあ、ご想像ください。

 

珠玉の時間は、アインシュタインもビビるほどの速さでアッという間に終わり、帰りがけ、「Muse」のライブに姪っ子(高2)を連れて行ってくれた件やお見舞いなどのお礼を言おうとしたのですが、時間が押しているとのことで、簡単な会話だけでその日は帰って来ました。

 

いつ行ってもいいわーーー。
なんと幸せな時間。

 

帰宅後、ポ~ッとしながらレッスン帳(自宅練習での注意点や親御さんへの連絡など先生からの一言が書かれているノート)を開くと、“今日は忙しくてごめん、あとでももクロとミューズのお礼させて、美味しいもの食べよ” との一文が。

 

いーーーやーーーーー!!!!!

来たね、これ!

食事のお誘い?

ぐへへへへ、世間は寒い寒い言ってるけど、こりゃあどうやら私の周りだけ梅が咲くぜ。
いや、桜まで一飛びか。
ウグイス、完璧に歌っちゃって、“りょう(愛猫)” は冬眠から目覚めたばかりのヘビやカエルを獲ってくる。
早々に熊まで目覚めて、そりゃあ町は大騒ぎさ。。。

 

こうなると、メガネちゃん飲めるのに、私が飲めないのがなんとも歯がゆい。
いや、飲めなくはないんだけど、作戦参謀(我が担当医)からきつく禁止されているし、何より、もう “G” と戦うのはゴメン。

 

何食べよう???
ここはやっぱ “すし” か?
いやいや、“焼肉” か?
待て待て、冬だし、“鍋” でしょう?
ん?洋食のほうがいいか?
いっそ、中華か?
ち・が・う・・・マストオーダーは、、、。

 

・・・・・。

 

いやいやいやいや、何も考えていませんよ、下心なんてありませんよ。

 

美味しい食事と会話が楽しめれば、それでいいのです。
楽しみ過ぎて鼻血が、いや、涙が出そうです。

 

そういえば、レッスンバッグの中の小さなビニールの袋。
帰りにゲーム少女(レッスン時間待ち仲間のひとり)にもらいました。

 

本気でピアノを習っている子供らは大人コースの我々よりレッスン時間が短いので、いつもは私のレッスンが終わると、ゲーム少女もエアピアノの子もすでに帰ったあとなのですが、その日は時間が押していたこともあり、ゲーム少女がまだお迎えを待っていて、突如私に小さな袋をくれたのです。

いつも通り一言もしゃべらずおもむろに目の前に突き出すので、思わず受け取ってしまい、こちらから何か言う間もなく、直後に来た母親と思われる女性と共に帰ってしまったため、そのままバッグに入れて持ち帰ってきました。

 

開けてみると、小さな置物が二つ。
というか、1対っぽい。

シーサーでした。

 

え?ひょっとして私にお土産くれたの?
お正月、沖縄行って来たの?
お父さんのご実家だったりするのかな?
レッスン待ちの間、エアピアノの子がグアムだなんだ言ってる横で、ゲームしながらこれくれるタイミングを計ってたとか?

一言もしゃべったことないけど、年賀状はくれたし、意外といい子だな。

 

いい歳したおっさんが、もの凄ーく若い女性二人からお土産もらっちゃいました。
うへへ、モテモテじゃんか。← 危険!

 

でも、出来れば今の3倍くらいの歳になった頃、またお会いしたいよ。

 

グアムに沖縄。
お正月、けっこう出かけるものなんですね。
ウチは父の実家で、母の実家もそう遠くないので、お正月の帰省とは無縁で、ましてや旅行に行ったなどという経験は全くないため、身近な子供二人から揃ってお土産をもらったのはちょっと驚きでした。
私の子供時代といえば、年始の挨拶に訪れるであろう客が携えているはずのお年玉をひたすら皮算用していただけのお正月でしたから。

 

それにしてもシーサーって、どこにどう置けばいいんだ?
なんかルールとかあんのかな?

 

ってか、シーサー、少し怖いんですけど、、、。

 

今年初ピアノレッスンのどーでもいいノロケ話でした。