忘れていた感情 “怒り” 少しだけ覚醒
ちょっとイヤな話です。
楽しくないので、そういうのが嫌いな方は即離脱なさってください。
そんなの書きたくないし、書かないほうがいいのでしょうが、ある理由からどうしても書きたい。
よって、今回だけは、お許しください。
私は、現在48歳、今年49歳になります。
もう何十年も前から、“怒り” という感情とは無縁です。
ヘタレなのです。
あの大震災だって、知人一人の命を奪った(未だ不明なのでわかりませんが)津波だって “怒り” ではありませんでした。
大自然の、有無を言わさぬ猛威に対して、何で?どうして?という疑問と後悔と絶望を繰り返すのみでした。
まあ、某電力会社に対しては “怒り” とは異なる別の感情がずっとしこりのように沈殿してはいますが。
しかし、今日、深夜、まさに日付が変わった今日、ほんの少し前。
お気に入りのブログなどつらつらと眺めて心の旅に興じていたその時、妹からかかってきた電話、その内容で、私の極上の時間は打ち破られ、もう何処に置き去ってきたかも定かではない “怒り” の感情がふつふつと湧き上がって来てしまったのです。
聞けば、今日、姪っ子(高2)が、地元最寄り駅からの帰宅中、チャリで転び、怪我をしたのだそうです。
そう言えば今日は連絡一つなかった。
捻挫していた左手首を今度は骨折してしまったとのこと。
挙句にまだ詳しくは分からないそうですが、左肘にもダメージがあるそう。
いつも、原チャリや車をあっさり抜き去ってしまうほどの高速で走る彼女ですから、さぞ盛大に転んだのでしょう。
思いっきり左手をつき、手首どころか、肘もヤッてしまったようです。
でも。。。。。
妹(姪っ子母)に、
「事故処理は?」
『事故じゃないよ』
「事故だろ」
『勝手に路肩かなんかで転んだんだろ、自爆!』
「お前、何もわかってねぇな!」
『何が?』
「あんな、毎日寝ぼけながら高速ですり抜けてく道路でアイツが自爆なんかするわけねえ!」
『何熱くなってんの?風も吹いてるんだよ』(我が地元では通常なら今の時期まだ猛烈な北風が吹き荒れている)
「今日、吹いてなかったろ」
『じゃあどうしろっつーの!』
「警察呼べ」
『何で、高校生なんだから大げさにしないで』
「お前!アイツずっとオレに預けっぱなしで、ホント分かってねえな」
『別に “おにい(妹は私のことをこう呼ぶ)” に面倒見てくれって言ってない、結果的にそうなったのは感謝してるけど』
「ならアイツに詳しく聞けよ、おい、アイツがチャリごときで自爆するなんて間違ってもないんだよ、本人何て言ってんだ?」
『半べそかいてブスッとしたまんま、今夜はとりあえず○○さん(我が家みんながお世話になっている父のかかりつけ医)とこに泊まり』
「アイツから話聞いて、場合によっては警察に連絡しろ」
『なんで???』
「お前新聞見てねーのか、テレビ、スルーか、この辺最近多いんだよ、チャリすっ倒しておいて荷物盗るとか、女子高生にいきなり息子さらしてえへへへ、とか、子供に声かけとか、警察から御触れが来てたろ」
『・・・』
「仕事大変なのは分かるけど、もっとアイツ見てやれよ、話聞いてやれよ、もう高3だろ、もうオレにもばあさんにも無理だぞ」
『うん、分かってるんだけど、、、』
妹よ、お姑さんに半ば強制的に建てさせられた家の借金やらなんやら、お前が大変なのは重々承知している。
協力できることはいくらでもするから、頑張れ。
たった二人の兄妹だかんな。
でも、もっとアイツと話しろ、今何を考え、どんな子になっているのか、全力で見てやれ。
面白いほど似てるじゃんか、お前に。
そしてこれを書いている今まさに、姪っ子から電話がありました。
『ひひ、しくったよ』
「へーきなん?」
『うん、肘痛いのよくわかんない』
「そっか、もう寝ろ、明日顔出すから」
『あのね』
「ん?」
『あたしね、ももクロ聴きながら走ってたんだよ』
「ああ、いつもだろ、そーゆーのやめろっつったろ」
『でもね、絶対蹴飛ばされた気がすんの』
「蹴られた?」
『風吹いてたんだけど、』
「風吹いてたの?」
『うん、でもそんなでもなかったよ、ドンッて飛ばされて、そしたら原チャリが追い抜いてって、絶対あいつ蹴ったよ』
「マジ?男?」
『うん、転ぶとき、止まってこっち見てたもん、メットしてたけど男だよ』
「それ、ママに言った?」
『んーん』
「いいか、明日ちゃんと言え、おい!聞いてんの?」
『あー、うん、ママに言うよ』
犯罪じゃねーーーか!!!
もしこれが本当なら、“怒りその1” です。
でもその矛先はこの原チャリ野郎ではありません。
たぶん、、、悪いのはわたし。
ここまで書いて、次から次へと様々な感情が湧き上がって来てしまいましたので、これから少し思いにふけります。
「八重」さんの録画を観て、寝ます。
姪っ子の話がホントならぜってー許さねえ!
私はアイツを、姪っ子を、1,000パーセント信用しているので、原チャリのガキ、逃げ場はねーぞ。。。
覚えとけ!!!
不快な話で申し訳ありませんでした。
でも、もう少し続きがあります。
ごめんなさい。