爽やかボウイ
「デヴィッド・ボウイ」の公式サイトで公開された最新の写真です。
3月中旬、ニューヨークで撮られたものらしいです。
雪降ってる!
なんともいい表情をしています。
爽やか。
吸い込まれそうです。
さしずめ、“やあ、みんな、覚えていてくれてありがとう” といったところでしょうか。
ニュー・アルバム「The Next Day」が世界中で売れまくっているので、とりあえず写真だけでも挨拶代わりに出しておこうということかな。
現在、ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館で「ボウイ」の大回顧展「DAVID BOWIE is」が開催されていますが、その前売りチケットの売り上げは同博物館における過去最高を記録し、レセプションには各界の著名人が多数参加、大いに盛り上がったそうです。
しかし、ことここに至っても「ボウイ」は出てこない。
「The Next Day」は、とんでもないアルバムです。
買ってからそれこそ延々リピートしていますが、未だ飽きるどころか、聴けば聴くほどその研ぎ澄まされた楽曲に溺れ、何が起こっているのかまるで理解できず、頭の中が麻痺したままでいます。
「ボウイ」にしては非常に分かりやすく、シンプルで、ライブ映えしそうな曲が多いです。
しかし、ナメてかかると相当キケン!
私はすでに中毒です。
「ジギー・スターダスト」も「アラジン・セイン」も「ステイション・トゥ・ステイション」も「ロウ」も「ヒーローズ」も「レッツ・ダンス」もすべてを飲み込んで、、、
永かったかい?そうかい?オレにはそうでもなかったけどな、今まで色々演じてきたけど色々なものを纏ってきたけど、一つだけ忘れていてさ、やっと出来たよ、さっ、聴いてやってくれ、これが、“デヴィッド・ボウイ” っていうヤツなんだ、ヤツに戻るのに10年もかかっちまったよ!
そういうアルバムです。
「ボウイ」め!完全に騙された!
心臓を患ったのは本当だけど、もうやる気がないだの、完全に隠居しているだの、くっ!「ヴィスコンティ」も「イーノ」も奥方もみんな一枚噛んでたのね!
これだけの作品を突然リリースするのだから、充実した約10年だったことでしょう。
いつまでも穴蔵に隠れているな。
ん?それも作戦か?
「ボウイ」よ、機は熟した、後はあなたがステージに立つだけ。
極東の島国、覚えてるよね!よろしくね!
穴蔵に隠れる少し前かな?タイトルに釣られた。