鉛の風船

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失いかけた “冷静さ” 回復

昨夜は驚きのあまり冷静さを欠き、イヤなエントリーをアップしてしまいました。

様々な思いが次々と湧きあがり、ついには妄想でしか有り得ない一つの可能性に頭の中が支配され、あえてブログに書くことでその可能性が間違いであることを確認したい、そんな誘惑にまで駆られてしまっていました。

でも、思い止まりました。
どう考えても冷静さを失っていた故の妄想で、有り得ないことだったからです。

ですので、続きを書くのはやめておきます。

申し訳ありませんでした。

 

ホント、ごめんなさい。

 

やっぱ、楽しくなきゃつまんない!

 

姪っ子(高2)は、やはり盛大に自爆した可能性が高いです。
我が地元には震災で被害を受け、行政の手が回らないのか金が回ってこないのか、未だひびや陥没などがそのまま放置されている道路が少なからずあります。

彼女が転んだのもそんな道路の一つ。
元々いつも掘っちゃ埋めを繰り返しているでこぼこな路地ではあるのですが、それが地震により比較的まともだった路肩までトラップだらけといった状態。

親には危ないから他を通るよう言われていたようですが、駅への近道になっているので、通学時など、ほぼ毎日この道路を高速ですっ飛ばしていたようです。

 

原チャリの男に蹴られたというのは彼女の勘違いでしょう。
ビルの切れ目でドンッと風に煽られ、その勢いで車輪がひびや陥没にハマり、ハンドルを取られ、思いっきり自爆した、と言うことだと思います。

原チャリの男は追い抜きざまにチャリが転んだので、驚いて通り過ぎてから止まって後ろを振り返っただけだと思います。
助け起こそうと思ったりしてくれていたのかもしれません。

 

姪っ子は、程近いところにある我が父のかかりつけ医まで自力で行き、その日はすでに地元総合病院の診察時間も終わっていたことからそのままそこで応急処置を受け、一晩、手厚い看護を受けたようです。

 

翌朝、彼女の父親があたふたとやってきて(かかりつけ医曰く)、病院に連れて行ったそうです。

 

姪っ子は、左手首の「舟状骨」という骨にひびが入っていました。
ひびといっても診断は立派な骨折で、「左手首舟状骨骨折」となります。

さらに、手をついたときに捻ったのか、肘も捻挫していました。

 

早く的確に処置が成されたため、病院では再度詳細に検査をしただけで、治療に関してはほぼ何もすることがなかったそうです。

タマにウチに来て父と飲んだくれているあのじじいと同一人物とは到底思えない。
ありがとう。

今度来た時は、もうちょっと旨い酒、おごるよ。

 

姪っ子はギプスをしています。

私は、肘から手に及ぶ白い、ぶっとい、そう、「SPEC」というドラマで「戸田」さんがしていたようなあんなのを想像していたのですが、昨今のギプスって随分シンプルなんですね。

細い(薄い)し、手首のほんの少し上から手のひらまでを固定しているだけで、三角巾もしていない。

日常生活にほとんど影響はなさそうです。

でもこれからどんどん暖かくなるので、かゆそうだし、臭そうですけど。

 

彼女にとってはいい薬になったかもしれません。

 

夕方、自宅に様子を見に行くと、さすがに落ち込んでいるかと思いきや、

『見て!こんなんしてたらモテる?』

と、ギプスを自慢げに見せびらかしていました。

 

「はぁ~、バカは何があっても直んねーな」
『え?だって蹴っ飛ばされた気がしたんだよ』
「それはもういいよ」
『文句言いにきたん?』
「ママに時間があったら様子見に行ってくれって言われたの!」
『子供じゃないんだからへーきだし』
「しかし、派手にやったな」
『うん、すんごいよ、1回転しそうだった』
「あそこ通るなよ、ついでに車にひかれてたら、ひいたほうも被害者だぞ」
『・・・』
「遊び行った帰りか?」
『んーん、大宮行ってきた』
「ふーん、エキュート?」
『そっ!』
「買い物?」
『内緒』
「なんだそれ、札幌絡み?」
『うーん、内緒』
「別にいいけど、きたえーるどうすんの?」
『なんでもないよ、行くに決まってるし』
「そのギプスで?」
『カッコいいっしょ!』
「カッコよくはないと思うけど、自慢の白ワンピ袖通んないんじゃないの?」
『通るよ、半袖だもん』
「あ゛?あれ半袖なの?札幌に半袖着てくの?」
『ちゃんとお洒落な羽織るのもあるからいーの』
「行ってから寒みー寒みー言っても知らねーからな」
『いんだよ、札幌から少し大人になんの、あーりんコーデ参考にしてさ』
「玉井さんじゃないの?」
『あーりんのはあーりんママが選んでるから大人なんだよ』
「ふーん」(全くもって意味不明)

 

こんなギプスしたヤツを札幌であちこち連れ歩くのか。
ちょっとヤだな。

 

それにしても、ウチの家系のこの1年、どうなってんだ。
間違いなく呪われている、、、気がする。

 

昨年初夏の私の入院、秋退院後のまたしても私、そして父、挙句に無敵の生命体姪っ子が自爆。

 

仕組んでいるヤツは誰だ、宇宙からの侵略者か、魔法使いか、プヨプヨか、雑魚キャラはいいからさっさとボスを連れて来い。
迎え撃ってやろうじゃないか。

あ、でもゲームとかやったことないので、姪っ子のギプスが外れるまで待ってね。

 

『“おっちゃん” さ、電気のやつ改造できるよね?』
「電気のやつ?」
『“LEDテープ” さぁ、ポケットになんか入れてそっから電気取れるようにして』
「はぁ?そんなん無理です」
『お願い』
「何すんの?」
『両手でサイ(サイリウム)振れない分ギプス光らす』
「・・・・・」
『ねぇ』
「・・・お願いだから、少しは大人しくして」

 

“オペレーション・きたえーる” は問題ないようです。

 

ホントかな?

 

とにかく姪っ子が行けなくなったりして、一緒に自爆するのだけはゴメンです。

 

しかしバカです、ギプスの身になったのをいいことに、それを光らせようとしている。

 

そんなの絶対マナー違反だ!