鉛の風船

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オペレーション・きたえーる カウントダウン よん!!!!

今週末、札幌に乗り込みます。

作戦コードネーム “オペレーション・きたえーる” 、「ももいろクローバーZ」の札幌公演です。

 

今回の作戦は、過去の作戦とは明らかに勝手が違います。

 

まずは、札幌という地。
実は、無縁ではありません、思い入れがあります。

 

母方の祖父の兄が眠っている土地なのです。
長男でありながら、競走馬に入れ込み、勘当されてまで彼の地に渡った我が家系一のヤンキーじじいです。

道内のある牧場に住み込み、とにかく競走馬を愛し、ついにはその牧場に婿入りしてしまった、安っぽいドラマのような人生を実践したじじいです。

 

今はもうありませんが、少し前までは我が県の高崎にも競馬場があり、彼は、自分の牧場の馬が走るたびにウチに泊まりに来ていました。

姪である母とその子供である私と妹をことの他可愛がってくれていたのです。

 

今思うと、勘当された身として実家の敷居は跨げない、でも元気にしているのか様子は気になる、身内の匂いに触れたい、そんな思いをウチに泊まることで、饒舌な母の実家話に耳を傾けることで、癒していたのだと思います。

当時、1ヶ月の小遣いが確か 500円 かそこらだった私ら兄妹に使ったこともない万札を惜しげもなく切っていった派手なじじいでしたが、その極端なギャップが彼の寂しさを象徴していたのではないかと、彼の霊前に接したとき、私は頬をつたう涙を抑えることが出来ませんでした。

 

彼の葬儀に参列した故郷の人間は、母と私、そして伯父、それだけでした。
でも、母と私はともかく、伯父が道中文句タラタラながら行ってくれたのは本当に嬉しかった。

 

今回の札幌入りは、親戚であって親戚ではない、不良じいさんの墓参りも兼ねています。

100歳直前まで好き放題の人生を謳歌した人ですので、姪っ子(高2)も幼少期に遊びに行ったりしています。

 

彼は、結局競走馬で大成し、札幌市内に3つもの賃貸しマンションを残し、息子らはウホウホらしいです。

 

うーん、じじい、そんなに群馬の私らを愛していたなら、なんでその内の一つも私に相続させなかった。

 

こんなのが、まずは一つの札幌への思い入れ。
まだあります。

 

あっ、「サッポロ一番」ていうインスタントラーメン知ってますか?
発祥は我が群馬です。

 

私の体の半分は、同社の「みそラーメン」で構成されています。