鉛の風船

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一日だけの家族ごっこ in 子供祭り トッピーTWO 子供たちの楽園に地獄を見た

一日だけの家族ごっこ in 子供祭り トッピーONE 西ゲート着」の続きです。

 

入園料は「子供祭り」のチケ代に含まれているので、“のりもの券” のみ購入。

基本的には園内の券売所で購入するのですが、ゲートでも買えるとのことなので、混んではいましたが、買ってしまうことにしました。

1枚100円で、アトラクションに乗るごとにこれが数枚必要となるわけです。
メガネちゃんと、何枚買う?余ってももったいないしね、とかやっていると、ゲーム少女のお友達が、、、面倒なので以下お友達少女と呼ぶことにします。

その彼女が、ポンポンと私の背中をたたいて、

 

『ライドパスがいいです』

 

と。

なんだかやけに詳しい。

 

「●●ちゃん(お友達少女)、詳しいねぇ」
『この前夏休みに来ました』
「去年?じゃあまだよく覚えてるよね、助かるよ」

“ライドパス” というのは、いわゆるフリーパスで、子供が3,000円、大人が確か3,000円ちょっと。
3,000円ということは、“のりもの券” 30枚分。

1つ乗るのに何枚必要かはわかりませんが(まったく下調べをしてこなかった)、そんなに乗るのか?
やっぱりここはフリーパスのほうが得なのかな?

『○○さん(私)、カワセミ乗るのに10枚いります、レジーナも』
「ひえっ!結構高いね、じゃあ3つ乗ればチャラだ!」
『チャラ?』
「あ、いや、聞かなかったことにして」
『チャラって?』
「んーと、3つ乗ると元が取れるので、あ、いや、パスの値段になるので、後はタダ同然というかお得というか、、、だから、、、」

 

メガネちゃん:「はい!これで乗り放題です!好きなの乗ってください!」

 

見ると手にはすでにパスが。
でも、ん?え?

 

「ちょっと、何で4人分、オレはいいでしょ」
『ダメだよ、ねえ』
お友達少女:「はい!」
ゲーム少女:「乗れないの?」
「いや、乗れないとかじゃなくて、下で待ってるのが好きなんで」 ← なんじゃそりゃ!
メガネちゃん:「はいはい!行こう!」

 

ちょちょちょ、待って、ねえ、、、。

なんだか、女3人 VS おっさん な雰囲気になってきました。

 

ちなみに、先日のゲーム少女のお母さんの長ーい説明によると、お友達の子は、以前ゲーム少女と一緒にメガネちゃんのピアノ教室に半年ほど通っていたそうです。
だから、この3人は勝手知ったる間柄。

断然、私が不利。

 

そして、ゲートをくぐると、子供たち、スイッチオン!
いきなり走り出しました。
遊園地エリアは、動物園エリアを通り過ぎた先にあるとのことで、猛然とダッシュ。

 

どっちの子だか分からなかった:『カワセミ行こっ!』
「走らない!転ぶよ!ねえ!」

絶叫空しくどんどん遠ざかっていく。
メガネちゃんに助けを求めようと、

 

「●●ちゃん(メガネちゃん)、どうしよ、、、」

 

、、、、、い、いない。

どわぁーーーーーっ!!!
子供らの後を追いかけて走ってる、それどころか追い抜きそうな勢い。

 

しょうがない、昨年病気三昧だった体にムチ打って追いかけ、る様なことはせず、大人な私はシャトルバス “アニ丸ぶーぶー” を選択。

ゆったりと遊園地エリアに向かう。

ふっ、所詮子供だな、舞い上がっちゃって、カワイイもんだぜ、ってかメガネちゃんまで、シャトルバスの存在知らないわけでもあるまいに。
私もたまたま目の前にいたので知っただけですが。
間違いなく先に着いちゃうな。

ちと暑いが、ひと時の安らぎに身を委ねていると、電話が。

 

メガネちゃん:『今どこ?』
「バス」
メガネちゃん:『えー、バス乗ってるの?どこ行き?』
「トッピー広場だって」

突然、お友達少女に換わり、

お友達少女:『○○さん(私)早くしてください!』
「もうすぐだよ、バス降りたらすぐ行くから、●●ちゃん(お友達少女)まだ走ってんの?」
お友達少女:『並んでます!』

げっ!速い、メガネちゃんまで。

「ええ?もう?じゃあ、そのまま乗っちゃって、着いたら下で待ってるから」
お友達少女:『ヤです、みんなで一緒に乗りたい!』
「だから、、、」
お友達少女:『みんなじゃなきゃダメ!』

 

ううう、なんだその恐怖のこだわりは。。。

 

バスはほどなくして、トッピー広場停留所に到着。
ももクロ」が「子供祭り」をおこなう “ハッピーオンステージ” のすぐそば。

もう「ももクロ」いるかな、リハとかしてんのかな、音聞こえないけど、とりあえず小走りで、途中、場所をたずねたりしながら、それでも意外と早く着きました。

 

絶叫マシン “カワセミ” の列にいる3人の元に駆け寄り、

 

「おじさんは乗らないからね」
ゲーム少女:『えーーー』

 

何その悲しそう、且つ、つまんなそうな顔。
メガネちゃん、邪悪な表情でニヤニヤニヤニヤ。
彼女にも悪魔の一面があったんだ!!!

 

お友達少女:『みんなで乗りたい』
「3人みんなで乗ればいいでしょ、ねっ」
お友達少女:『○○さん(私)も乗らないとみんなじゃない』
「あのね、他のなら一緒に乗るから」
お友達少女:『レジーナ?』

それなんてもっとヤバい絶叫マシンじゃんか。

「えと、てんとう虫のコースターとかあったよね」
お友達少女:『あれは子供のです、カワセミそんな怖くないです』

あのー、君らもまだ子供だと思うんですけど。

「こ、怖いわけじゃないからね」
お友達少女:『じゃあどうしてですか』
「だからおじさんは、下で見てるのが、、、」

 

メガネちゃん:『はいはいはい、●●ちゃん(お友達少女)ひとつだけ一緒に乗ってくれればいいよね、今日はね二人ともご両親からお預かりしているの、だから○○さん(私)みんながちゃんと戻ってくるの見てなくちゃなんないの、ねっ!』

 

ちょっと、ねえ、ひとつだけ乗ってくれればって、一切乗りたくないんですけど、近づきたくもないんですけど、人が乗っているの見ただけで、クラクラしてくるんですけど。

それにしても、お友達少女、なんでそんなにみんなで一緒に乗ることにこだわるんだ?

 

そうこうしている内に、順番がせまって来て、いよいよというそのとき、天の救いが。

身長制限!!!
120cm以上が条件。

くっくっくっ、天は我に味方した。

 

メガネちゃんに、

「身長制限あるよ、二人ダメなんじゃないの?」

すかさずお友達少女が、

『去年乗ったからへーき』

 

どーーーん、一瞬で奈落の底。

 

腹を括って乗りました。

 

横2列のオーソドックスなジェットコースター。

 

ガココン、ガココン、ゆっくりと上昇していく時点でもう、気絶寸前。
下半身がムズムズしてきて止まらない(失礼)。

そして、頂点に達し、下降へと移った瞬間、両目シャットダウン、あらん限りの力を両手に込め、ひたすらうつむいて、この地獄の試練が、恐怖の時が、過ぎ去るのをひたすら待ちました。

 

ガタラララーと出発地点に戻ってきたときには、冗談じゃなく白髪増えた気がしました。
マジで足元おぼつかなかった。

 

お友達少女:『○○さん(私)ありがとう!』

 

手で、いいって事よ、を伝えるのが精一杯でした。
もう二度とヤダ。
しばらく何も食えない。

 

ゲーム少女:『おじさん、へーき?』

 

うんうん、へーきです。

 

その後はもう、絶対信用できない木製コースター “レジーナ” をはじめ、再度3人で “カワセミ” 、等、次から次へと乗りまくり。

混んでいたのでそんなに数は乗れなかったのですが、、、いやあー、みんなどんだけ遊園地好きなんだ。

 

そして、狂乱の宴も空腹にはかなわず、終宴となったのでした。

 

ご飯食べたら、ホワイトタイガー、行こうね。
ね。

きっと平和だよ。

 

ホワイトタイガーの赤ちゃん、でっかいネコだ!
お友達少女に教えてもらった。