鉛の風船

ロックです ジャズです ぼんくらなおっさんです

修学旅行

一昨日、知り合いのお宅まで所用で出かけると、その家のクソガ、、、もとい、中3男子が母親と何やらあわただしく荷造りに励んでいて、聞くと修学旅行が間近なのだそうでした。
行き先は、超定番、京都、奈良。

 

わが地元の公立校は、小6が鎌倉、中3が京都、奈良というのがここ数年の基本です。
一部を除いて5月後半ともなれば続々と出かけていきます。
ある中学なんかは、伊豆の海べりの民宿に泊まり、漁村体験と変わっていたりしますが。

 

私なんか、高校で、京都、奈良行ったのに。
中学で江ノ島、鎌倉、小学は、、、あったっけ、よく覚えていません。

高校では海外が珍しくなくなっているので、京都、奈良は中学でクリアしてしまおうということらしい?

 

でも、中3で京都、奈良行って、何か得るものがあるのか?
みんなと終日遊んでいられるのが楽しいだけじゃないのか?
まあ、それも貴重な体験ではありますが、わざわざ京まで行かなくても、、、ごめんなさい。

 

私はといえば、高校当時、バカな学校だったからかもしれませんが、覚えているのは、駐車場でバスの擦れ違いざまの “ガン” のたれ合いとか、“新京極” でどこどこの高校のやつシメるとか、向かいのホテルの知りもしないヤツラとの罵り合いとか、夜中部屋に女子呼んで騒いでいて廊下に正座させられ、すでに酔って目がイッちゃっている先生に革靴のかかとで嫌というほど殴られたこととか、寺ばっかでつまんねえ(社寺の区別がついてない)、そんな思い出ばかりです。

 

私は根っからのへタレだったのですが、いつも一緒につるんでいた連中の中に武闘派が3人もいたので、いつも巻き添えを食っていました。

私は、音楽をこよなく愛する心穏やかなアーティストだったのに。。。

 

でも、奈良の “長谷寺” だけは強く印象に残っています。
何故だかは全く分かりません。
長谷寺” という単語を、たとえばテレビのサスペンスなどで耳にするたびに、あの長く美しい階段(回廊?)を思い出します。

 

私立校はそれぞれの理念をもって様々なプログラムを組んでいるようですが、一部自治体の公立校がひたすら京を、奈良を目指すのはなぜなんでしょうか。

 

今だったら、ぜひ一緒について行きたい。

 

でも、たぶん、1ヶ月あっても足りない。

 

たとえば、蛤御門の鉄砲跡や池田屋跡地なんてピンポイントだけで1時間は涙をこらえながらタイムスリップすることができますからね。
近江屋跡地なんて訪れた日には、一日キャンセルです。

 

ええと、何が言いたいのか分からなくなってきましたが、ようするに、訪れる場所の背景をサクッとでいいから、知っておくだけで、より楽しめるよ、ということかな?

 

私なんか、“二条城 二の丸御殿” を見ただけで、まず間違いなく腰抜ける!

 

みんな、君たちが行くとこは凄いとこばっかなんだよー!

 

あ、小6の子らは、やっぱつかみは “静御前” かな。

 

鶴岡八幡宮、リス(タイワンリス)だらけだから意外と遊べるよ。