鉛の風船

ロックです ジャズです ぼんくらなおっさんです

姪っ子よ、そのももクロに対する余裕は本物か!

今日から3日間、横浜アリーナで「ももいろクローバーZ」のファンクラブ・イベントがおこなわれています。

姪っ子は、高3になってすぐだし、中間テストもあるので、当然行けないのですが、さぞや悔しがっているかと思えば、そうでもなく、意外なほどにサバサバとしていました。

聞けば、中間テスト間近なので到底無理だし、恐らくはライブハウス時代のようなシンプルなライブになるか「ももクノ(ももクロライブの一形態)」のような “遊び” になるかなので、無理して行くほどの興味は湧かない、とのことでした。

 

うーん、彼女の「ももクロ」熱もいよいよ下がりつつあるのか、それとも必死で押さえ込み “一触もも発” の状態なのか。
以前だったらこれで引っ張り回されずに済む、と大喜びだったところなのですが、今は姪っ子を差し置いても私が行きたいのですから厄介です。

 

北大受験という大風呂敷を広げ、中間テストも間近だというのに、今日、姪っ子が来たので。

 

「自分の部屋で勉強しろよ」
『忘れ物取りに来ただけだし』
「勉強道具持って?」
『いーじゃん、ばーちゃんのご飯食べて頭に栄養あげるんだよ』

 

まあ、母親が帰ってくるのは早くて20時、21時を過ぎるなんてこともザラですから、それまで一人で適当に食事をし、誰もいない家の中で勉強しているのもかわいそうではあります。

 

『それよかさ、今日、ウケることあったよ』
「ん?」
『学校の帰り、ナンパされた』
「ナンパ!マジ?」

 

あり得ない、慣れない勉強のし過ぎと “もも渇” でついに白昼夢でも見たか。

 

「猫から?女子から?」
『人間だし、男子だし、うるさい!』
「んで?」
『電車ん中に貼ってある広告あるじゃん』
「ああ」
『ボーッと見てたらそこんとこに男子が3人いて、なんか盛り上がり出しちゃって』
「はぁ?」
『“さっきからお前のこと見てんぞ” “ヤベえ” みたく』

 

どうやら、ボーッとして目を向けていた方向に高校生男子が3人いて、姪っ子がその内の一人をジッと見ていたと勘違いされたようです。

 

『すーごい盛り上がってるんで、周りにいた子とかもこっち見て』
「はは、おもしれえ」
『そんで、駅降りたら高校と名前とメアドよこした』
「で?」
『そんだけ』
「はぁ?終わり?」
『うん』
「ダァーーー!つまんね!ナンパでもなんでもねえじゃんか、お前が紛らわしいことするからだろ」
『でもそいつ、同級生なんだよ、中学んときの●●だよ』
「あっ!知ってる、“ボク” か?」
『キャハハハハ!そう!ウケる!』

 

この “ボク” という子は姪っ子の中学のときの同級生で、地元のある老舗大店の息子です。
当時、自分のことを “ボク” というのが面白いとよくからかわれ、時にいじめられ、姪っ子に助けられたりしたこともあったおとなしい子です。
たしか、ウチに遊びに来たこともあった気がするのですが。

 

「ちょっと、待てーーーい!!!」
『ほらっほらほら、ね、面白いっしょ』
「いくら卒業以来だからって “ボク” がお前になんか声かけるわけねえだろ」
『だから面白いんじゃん』
「お前がわかんなかったってこと?そんな変わったか?」
『んーん、メガネかけてたくらい』
「・・・・・・・・・・」
『●●(姪っ子の親友)のダテ(メガネ)借りてかけてただけ』
「はあぁぁぁぁ?なんで?」
『メガネすると頭良さげでスイッチ入るんだよね』
「お前、そんなことしてんの?」
『たまにだし、学校はしてないよ』

 

個人的嗜好ですが、メガネ、ヤバい。。。

 

「ちょ、ちょっとメガネしてみ」 ← ピーーーッ、NG!
『ヤダ!!!●●先生(我がピアノ教師)んとこ行ったら、“おっちゃん” 東武(ももクロ 子供祭り)ん時いまいちテンション低かったって』
「んなことねえ!ってか何の関係があんだ、それよか学校帰り教室にお茶飲み寄るのやめろって、」
『先生がコンタクトだったからでしょ、ひひひ』
「うっっっ、、、」

 

イーーーヤァーーー!!!

 

恐ろしいヤツ。

 

“ボク” かわいそス、、、。

 

君の今後数日内に起こるであろう出来事を想像すると、胸が痛みます。
でも、自分で蒔いた種だ。
女子をその瞬間の印象で判断してはいけないのです。
一目惚れした人がそうでもなかったり、気にも留めていなかった人が自分の人生を決定付ける人だったり。

女子は化けるのです(女子の方々、失礼、悪気はありません)。
その歳で、男の愚かさを思い知ることが出来るのだから、しっかりと受け止めて、出来るだけ早く立ち直れ。

 

なんとも面白そう、“ボク” 逐一報告してくれないかな。
面識はあるし、親父も知り合いなので、久し振りに “ボク” のお店、行ってみようかな。

 

買う物ないけど。。。