鉛の風船

ロックです ジャズです ぼんくらなおっさんです

お誕生日会

うひょーーー!
今年の父の日、私の誕生日とマル被り。

 

いい歳ですが、私が存在しているのは両親のおかげなので、毎年、一応、母の日と父の日にはそれなりのものを送っています。
基本、母の日のほうがちょっと豪華かな。
しょうがないね、だって私、母から生まれたのだから。

 

かたや私の誕生日は、母が夕食をちょっと気張ってくれるくらいでほとんど何もありません。

当たり前、50にあと一歩なおっさんが一つ歳を取る日が嬉しいはずもありません。

昨年病気する前は、悪友共が口実に使い、盛大な飲み会を催して当人を他所に飲んだくれてはいましたが、今はそれもない。
せいぜい姪っ子(高3)から、ゴミ候補生な小物や、小さなケーキに嫌味のようにハリネズミのごとくロウソクを立てたのが届くくらい。

 

ところが、ところがです、我がピアノ教師メガネちゃんから電話があり、

 

 

 

お誕生日会、いつにする?

 

 

 

と!!!

 

えーーーーー?????

 

聞けば、教室の生徒さんの誕生日はみんなで祝うのだそう。
そう言えば、入会して以来、よくお誕生日会には誘われていました。
全部キャンセルしていましたけど、今度はその当人になってしまった、ということのようです。

 

「あの、他の方はいつもどうしてんの?」
『年配の方はいつも楽しんでいただいてるよ、だってお孫さんと遊ぶようなもんだし、ピアノで話も合うしね』
「若い方は?」
『女子はだいたい来る、男子は若い人いないから』

 

ダメ、ムリ、そういうの子供だけでいいだろう。

 

つまりあれか、ロンパールーム(古い!)みたいな空間に50も間近な181cmを超えるダークなファッションのおっさんを放り込んで、ケーキのロウソクを “ふーーーっ” ってしろというのか。

知らない子絶対泣く、私のレッスン待ち仲間の子2人は普通じゃないだけ、そこらの子なら絶対泣く、一瞬で泣かせる自信がある。

 

丁重にご辞退申し上げようとしたら、メガネちゃん、

 

『ねえ、●●ちゃんもおんなじ日だよ、すごい!!!』

 

びっくりしました、この●●ちゃんというのは、教室の待合室でいつも一緒にレッスン時間を待っている子。
すごく話し好きで、レッスン初日の異常な緊張がほぐれて、今に至るまで通い続けていられるのはある意味この子のおかげだと感謝しています。
通称エアピアノの子。

なら、参加して喜ぶ顔の一因にはなってみたい。

 

うーーーーーん、どうしよう、とりあえず、“考えさせて” 、と今日は逃げました。

 

だーかーらー、いつも言ってるでしょ、子供は苦手なんだってば。

 

え?ひょっとして、悪友のせがれ、天敵の “たく” も来るかもじゃんか!
ええと、この場は “たく” との経緯はスルーします。

 

でも、どうしよう。。。。。

 

ロンパールームの妙に少なめに注がれたミルク、飲みたかったぁーーー。