鉛の風船

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落し物の話

id:yumejitsugen1 さんのこのエントリー 【「ワンちゃん総背番号制」と「世界フンガイ戦争」】 を拝見して、激しい同意と共に数年前のある出来事を思い出してしまいました。

 

また、姪っ子(高3)ネタになります。
ごめんなさい。

 

ウチの裏はすぐ山で、少し上がったところには公園もあるため、辺りは絶好の散歩コースとなっており、早朝、夕方を中心として、多くの方々が健康のため、トレーニングのため、様々な理由で訪れます。

山頂まで毎日通算何千回と上り続けたなんて方が先日ローカル紙に載っていましたが、それほど人気のあるコースです。

当然、ワンちゃんの散歩を兼ねた方も多く、数年前まではそれはそれはフンガイ(拝借)が酷く、近所の子供らが目隠しして落し物を踏まずにどこまで歩けるかなんて、そんなデンジャラスなゲームが成り立つほどでした。

 

ワンちゃんの散歩者は夕方が多いので、今は、じじいらの啓蒙活動(看板の設置やワンちゃん散歩者への付きまとい)が実を結んだのか、随分と減りました。

 

でも、当時、どんなに対処してもウチの玄関に通じる道の入り口辺りに毎日置き忘れられていた “ふ菓子” 2~3本、これだけはどうしてもクリアできなかったのです。
相当でかいワンちゃん。

父は、毎朝、5時ごろには庭に出て、花や作物の世話をしていますので、それより早くに置き忘れていくに違いありません。

それを毎日の日課のごとく処理するじいさんの姿に、ある日ついにブチ切れたのが姪っ子でした。

たぶん、彼女がまだ中3か高1かそのくらいの頃。

 

ある夜、私らには何も知らせず道沿いにある物置に我が愛猫 “りょう” と陣取り、あっさりと落し主を確認しました。

早朝、4時頃、彼女曰く、落していったのはデブなドーベルマンで、連れていた人は○○の社長だとのこと。

 

え?知ってる人?

 

聞けば、同級生男子の父親とのことでした。

 

早朝4時じゃ、その場でもめるわけにも行かない。
姪っ子の同級生の父親なら尚更。

 

しかし、一気に火が付いた姪っ子はその後とんでもない行動に打って出たのです。

 

置き忘れられた “ふ菓子” を新鮮な内に袋に取り、とってもラブリーな便箋の、内容は忘れましたが、

“落し物です、てへ、バイト代くれれば毎日届けるけど”

みたいな感じの手紙を付けて、なんとその飼い主の自宅に届けたのです。

 

翌日から見事に “ふ菓子” はなくなり、最近 “ふ菓子” ねーな、なんて話題が出る頃まで、姪っ子の仕業だとは誰も知りませんでした。

 

お前、、、何者なんだ、私を含めて皆が卒倒しそうになると共に、ちょっと尊敬もしました。

 

ウチの愛猫 “りょう” は室内飼いではないので、近所に粗相をしているかもしれません。
そもそも猫を自由に外へ出すこと自体、グレーなのです。

“りょう” のトイレは裏の勝手口、上がりかまちのところにありますが、いつも外からダーーーッと帰って来てササッとことを済ませ、また山のほうにすっ飛んで行っています。

猫は自らの匂いを残すことを嫌うので、トイレの躾はしやすいですが、外に出てしまえばどんな迷惑をかけているかわかりません。

 

ですので、あまり強いことは言えません。

 

まあ、甘えさせていただくなら、なぜか猫が少なかった我が地域において、近所の農家の天敵ネズミをほぼ全滅させ、今もフォローしている “りょう” ですので、多少のことは大目に見ていただきたい。

 

でも、正月に “りょう” 宛てで新巻鮭届けるのやめて、“りょう” 、食わないし、人間も食べきれない。