鉛の風船

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超ローカル祭り、今年はスルー出来ない

今日、町会長さんと近所のじじいが来て、じじいが。

“今年の祭りはうち(の町会)が担当だぞ”

と。
知ってるよ。

“お前も、”

やだよ!

 

ウチの辺りの夏祭りは、いくつかの町会が持ち回りで担当するのですが、今年はウチの町会が担当です。

小さな空き地に、えーと、どうしても思い出せないのですが、酒などの奉納品を受け取る神社の出張所みたいなヤツです、それを設え、空いたスペースに長机と椅子を並べ、その両サイドにビール、清涼飲料水、カキ氷、焼きそば、焼き鳥、焼きじゃが、などなどのお店と金魚すくい、ヨーヨーすくいなどの夜店が並び、見覚えのあるおばちゃんらが店を仕切り、どんぶり勘定で盛り上げます。

そして、これだけは譲れない、とじじい共が死守した角のスペースには、田舎の祭りは結局これしかねえ、な、小さなカラオケ用のステージが設置されます。

 

それらの設営を手伝えと言って来たのです。

 

ずっとウチの町会が担当になる度逃げていたのですが、ここ数年で随分とじじい共も減ったり動けなくなったりしているので(酷い言い草!)、今年は逃げられないかなぁ、と、仕方ないので手伝いました。

 

神社の出張所みたいなヤツとカラオケのステージは町内の職人が来てあっという間に組んでいきましたが、その他、夜店用のテントを一張りするたびに、じじいがビールを飲む。

ビール片手にパイプ椅子と遊ぶ。

長机一つ立てるたびに、“ふーっ” とかぬかしてまたビール飲む。

結局、夜店を設営したのはほとんど私。

 

もう相当いい気分になってきているじじいが。

“おい、焼き鳥、いつ来んだ”

明日の朝に決まってんだろ。

“そっか、じゃあ、金魚は”

そんなん明日の夕方だろ。

“ツマミねえな”

 

って、バカじじい、金魚食う気か!

 

このじじい達が、明日まで、徹夜でこの場所を守るのです。

 

仕方がないので、少し下った都市部にあるコンビニまで歩いて行き、一番奥のところにある “おつまみ” シリーズをごっそり大人買いしてきました。

すると、じじい。

“これなんだ?”

見てわかんねーか?

“個人の持ち出しはダメだかんな”

などと心にもないことを言う。

 

寄付だよ寄付!

 

“ならいいな”

 

と片っ端から袋を開けて、イカやら貝柱やらチーズタラやら、その歳で随分歯が丈夫だな、な勢いで食い出しました。

 

奉納の酒が、日本酒2升×4、ビール、クーラーボックスで冷えてるのだけで1ケースはある。

明日の朝はじじいが最低一人は減るな。
救急車って予約できるんだろうか。

 

明日は、初日の子供神輿です。
基本、みんなイヤイヤやります。

 

ははははは、暑いぞーーー、近所のクソガキ共、あ、いやいや、お子様たち、ざまあみろ、、、あああ!ウソですウソです!

 

ウチの近くは彼らの二つ目の休息所になっているので、でかくて甘ーいスイカとヒエヒエの麦茶、大量のブッカキ氷手配しました。

 

ガンバレ、ガキ共。

 

姪っ子(高3)が幼少期、我が町内の子ではないのに、嬉々として神輿引いていたのが、懐かしいです。

 

で、家に帰って、祭りのプリントを確認していたら、姪っ子がカラオケにエントリーしているのを発見してしまいました。

え、、、アイツはこの町の子じゃないんですけど。

しかも、曲が「夜桜お七」。。。。。

 

ううう、何を企んでる。

 

明日(日付的には今日)、から超地元祭りです。

 

一応、自分で設営したし、久しぶりに参加してみようと思ってはいるのですが、姪っ子の「夜桜お七」と当然残るであろう金魚の行方が気になって仕方がありません。