鉛の風船

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強敵ジェラワット 急接近中

3日後の27日、長崎に行ってきます。
長崎県長崎市稲佐山野外ステージで開催されるイベント “クローバーEXPO” における「ももいろクローバーZ」のライブと長崎観光が目的です。

 

長崎県、憧れの地です。
幕末好きとしては絶対外せません。

彼の地を躍動した志士たち、商人たち、支配地がカオスを極めていく中必死で秩序を守ろうとした幕府の要人たち、彼らと時は違えど同じ地に立ち、受け継がれた空気を吸うことができる。

なんとスリリングな体験でしょう。

 

しかし、当然ながら、ほとんどの志士たちは基本的に暗躍していたので、表立った足跡が残っているわけではありません。

 

でもたとえば、“後藤象二郎邸跡地” のような石碑を見れば、たった150年ほど前に同じ地面を彼が歩いたかもしれない、「龍馬」が今まさに「象二郎」のその後を決定付けることとなる驚天動地の思惑を持ってその場に立っていたかもしれない、それだけで私は泣くのです、周辺を踏み締めまくるのです。

後の世で、どっちつかずな男と評されてしまうことも知らず、必死で幕末を生き抜き、惜しくも早世してしまった「龍馬」や「中岡慎太郎」「武市瑞山」「高杉晋作」など有名どころを始めとした大多数の志士たちが夢見て叶わなかった維新後を見、周囲に振り回されながらも、自身の存在すべき場所をなりふり構わず求めて行った、彼の “獅子の苦悩” を思い10分くらいは動けなくなるのです。

近藤長次郎の墓” なんて前にしたら、私は多分涙ボロボロで彼と語り合ってしまうでしょう。
“グラバー邸” なんて行ったら、今この瞬間、雷が落ちてきて150年前にスリップしないか、とか期待してしまうに違いありません。もちろん「ももクロ」のライブまでには戻って来られる絶対条件付きで。

 

時代を、恐るべきスピードで駆け抜けた志士たちの常人ならざるエネルギーが満ち溢れているであろう “私的パワースポット” がたくさんあるに違いない長崎に、ついに行けるのです。

 

幕末を抜きにすれば、原爆関連、そして、軍艦島(urgon1978 さんが教えてくださいました)に象徴される産業遺産、どれもスルーはできません、日本人なら避けては通れない物言わぬ歴史の証人。

 

江戸から幕末、そして明治から昭和、激動なんて言い尽くされた言葉では到底語り尽くせないほどに、西の端にありながらいつの時代も日本と言う国家に対し、強烈な楔を打ち続けてきた稀有な存在の地方都市をしかとこの目で見てきます。

 

ははは、我ながら力入り過ぎです。
冷静に、冷静に、でも時間がそれほどないので、取捨選択、厳選して効率的に、あ・そ・ん・で、来ます。

そもそもメイン・イベントは「ももクロ」ですし。

 

と思っていたら、台風がいるじゃないかーーー!

 

台風17号。

こいつ。

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現時点(24日1時30分)で、フィリピンの東の海上をゆっくり北上中。
今後も発達しながら北へ進み、28(金)頃に沖縄近海に達する予想とのこと。
強さは非常に強い。

 

なかなかヤバいじゃないか。

 

ちょっとでも風が強くなればすぐに飛行機ビビる。
あっさり欠航。

それより、「ももクロ」ですよ。
ライブは29日。
会場は野外、しかも低いとはいえ山の上のほう、主催者ビビって、あっさり中止。
思いっきりあり得る。

 

台風の名前は「ジェラワット」ちゃん、魚の名前。
1メートル近くにまで成長する淡水魚、らしい。

こっちは一生に一度行けるか行けないかの勝負なんだ。
何が「ジェラワット」だー!

 

はぁ?魚?

 

ウチの “りょう(愛猫 メス)” の餌食にしたろうか!!!
彼女は、ヘビ、ネズミ、ムカデ、ハト、野鳥、タヌキ、ジンナイ(近所の犬)、私、いずれも生半可じゃ敵わない “超高性能全天候型ステルス猫” だぞ。
まだ子猫だった頃、隣んちの池にいたちょっと大き目の金魚5~6匹を音もなく消し去り、ウチのじいさんを平謝りさせた実績があるんだぞ。

長崎に近づく気なら覚悟しとけ。

 

う~~~ん、、、台風心配です。。。

 

まあ、「ジェラワット」の現在位置が稲佐山から見て何時の方向になるのかはわかりませんが、きっと、「あーりん」と「玉井」さんがバズーカで吹っ飛ばしてくれることでしょう。

 

デストローーーイ!!!
乙女の祈ーり!りんりんりりん、、、、。